第10次卸売市場整備基本方針に係る講演会を開催しました!

平成27年3月24日火曜日、当市場において、第 10 次卸売市場整備基本方針の策定に先立ち、卸売市場に期待される役割や機能、施策のあり方等について、幅広い観点から総合的に検討を行うために設置された「卸売市場流通の再構築に関する検討会」の委員をされている東京聖栄大学食品学科の藤島 廣二先生を講師としてお招きし、講演をしていただきました。

講演タイトルは「第10次基本方針と市場流通の再構築」。
参加者は約100名と、市場関係者の皆さんの関心は大変高く、熱心に講演を聞いていましたよ。

講義の様子

卸売市場の役割としては、集荷・分荷機能、価格形成機能、代金決済機能、情報受発信機能がありますが、そのほかにも、必要とされる人々の全員に開かれた取引システム、出荷側、仕入側双方が納得しうる価格の実現、食生活の豊かさへの寄与の3点が卸売市場の社会的存在意義として挙げられます。

卸売市場を取り巻く環境の変化としては、一般論にはなりますが、高齢化が進むことにより、主要食糧の一人当たり消費量が減少します。
また、生鮮食品の価格が下落傾向にあること、さらに、加工品の増加や輸入食品の増加に伴う市場外流通の拡大により、生鮮食品の安定供給を担う卸売市場への影響が出てきます。

卸売市場流通の問題点としては、市場経由率の低下、卸売市場間の格差の拡大と特定大規模卸売市場への流通の集中、卸売市場数、業者数の減少、利益率の後退による市場流通の衰退が進行していきます。

今後の卸売市場のあり方として、第10次卸売市場基本整備方針で示されることが予想される内容は、多様なビジネスモデルと経営展望を基本とした、関連分野の取り込み、加工業務への進出、小売、外食産業への直接的進出等が例として挙げられます。
これら多様な展開のうち、どれに注力することを決断し、実行していくか、きちんと検討することが重要であるとの説明がありました。

卸売市場を取り巻く環境の変化に対して、現在の問題点を洗い出し、そこからどのような打開策を見出していくのか、それを具体的にどのように実行するのか、今後様々な場面で検討を行い、札幌市中央卸売市場の活性化につなげていこうという決意を新たにすることができた講演となりました。

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