”リンゴ界のスーパーアイドル”入荷しました
少し寒さが和らいだ日が続いたこともあって、一層肌寒く感じられた26日の早朝。
関係者の熱い視線を浴びて、「ピンクレディー」という名前のリンゴが今シーズン青果の競り場に初登場してくれました。
キャッチコピーは、”リンゴ界のスーパーアイドル”。
この「ピンクレディー」は、オーストラリアで「レディーウイリアンムス」と「ゴールデン・デリシャス」を交配して生まれたリンゴだそう。
品種名は「クリスプピンク」といい、色を連想するカクテルから名付けられた「ピンクレディー」は商標名。
現在では、オーストラリアのほか、アメリカ、ニュージーランド、イタリア、フランス、チリ、南アフリカなど世界各国で栽培されているそうです。
この「ピンクレディー」の栽培権利は、オーストラリアの組織が厳格な管理をしており、栽培契約を結ばないと生産販売できない国際ルールとなっているのだとか。
日本でも、長野県を中心に生産が行なわれており、約4,700本の苗木が植えられているそうです。
今日の青果の主役は、この「ピンクレディー」。
「(生産者の方が)収穫から今まで酸味を程よく抜かせて出荷しているんです。リンゴの中でもコクがあって、濃厚な味ですよ」とは、仲卸業者さん。
その声に耳を傾ける小売業者さん。
この”スーパーアイドル”が、青果の競り場を少し暖かくしてくれたようです。
ヨーロッパでは、見た目の上品さもあって「恋人たちのリンゴ」として売り出されているのだとか。
入荷はまだ少ないようですが、バレンタインデーやホワイトデーにこの希少な「ピンクレディー」を贈ってみてはいかがでしょう?