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青果の競り場は、晩秋の気配です

朝の気温がぐう~んっと下がってきた札幌。

市場から見える近郊の山の頂には何やら白いものも見えているようです。

そんな中、青果の競り場にも晩秋を漂わせる食材が次々と入荷しています。

まずは、「ドーン!」と、この時季恒例の道内産キャベツ「札幌大球」。

「このキャベツが出てくると、もうすぐ冬がやってくる!」とは、青果棟で働く皆さんが知っていることなのだとか。

ひと玉の重さは、10キロ以上もあり、ひときわ目を引くこの「札幌大球」。

肉厚でも軟らかく、甘みもあって昔からニシン漬けに愛用され、根強いファンもいるのだそう。

こちらは、漬物野菜の王道といわれる「ダイコン」。

入荷している量に圧倒されそうですが、依然はこの何倍もの「ダイコン」が競り場を占領していたそうです。

「昔は土付きだったが、今ではスマートできれいなもんだよ!」と、懐かしそうに話してくれた小売業者さん。

漬物野菜の入荷は、皆さんに冬の訪れを感じさせるとともに、ちょっぴり時を戻してくれたようです。