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市場で「マグロの講習会」が開催されました

7月29日火曜日、市場で「マグロの講習会」が開催されました。
これは、札幌市保健所食の安全推進課市場検査係が、毎年定期的に開催する食中毒予防を目的とした講習会の一環で実施されたものです。
本日のテーマは、「マグロの衛生的な取扱い」ということで、水産の卸売業者さん、仲卸業者さんの担当者18名が参加しました。

講習会風景

講義では、保健所の食品衛生監視員より、マグロせり場の衛生的な取扱いとして定めているマグロ取扱要領を遵守するよう、わかりやすいスライドをもとに説明がありました。
具体的には、マグロせり場に入場する際にはオゾン水の入った靴洗い場で長靴を洗浄する。

靴洗い場の使用

靴洗い場の悪い例

長靴の裏の細菌検査結果

長靴の裏にはこんなに細菌が・・・。

マグロの表面は流水で十分洗浄する。

マグロ表面の検査結果

マグロの表面を洗浄すると菌数が減少します。

こういった衛生的な取扱いによりマグロを汚染しないよう、気を付けなければなりません。

次に保健所が実施したマグロの身や、使用前後の器具等における検査の結果について説明がありました。
また、結果を受けて、どのような点に注意しなければならないか、例えば包丁やまな板の洗浄や消毒方法について、重点的に説明がありました。

参加された皆さんは、真剣に講義を聞いていましたよ。
これからの季節、細菌による食中毒が多発する時期です。
ここ数日は、気温も30℃前後まで上昇し、本日は保健所から食中毒警報が発令されています。
一層の注意が必要ですね。