ロイトン札幌で「出前講座」を行いました!
1月21日(水)、札幌市中央区のロイトン札幌にて「出前講座」を開催しました。
「出前講座」は、市の職員が市民の皆さんの地域に出向いて、市の事業などについてわかりやすく説明するもので、情報の共有及び市民の意見の反映を目的としております。
「出前講座」は地区センターなどで、町内会やサークル等の団体を対象に行うことが多いのですが、今回は札幌市で医薬品を扱う会社の依頼でして、開催場所はロイトン札幌、受講者はなんと100人以上と「出前講座」にしてはかなり規模が大きくなりました。
最初のテーマは、札幌市の今後10年のまちづくりの指針である「札幌市まちづくり戦略ビジョン」です。
札幌市で制作したイメージ映像の「つながる笑顔編」も見ていただきました。なお、このイメージ映像はこちらでご覧になることができます。
以前の「「出前講座」をしました」でも講義の概要は紹介しましたが、今回は具体的な講義内容の1つを紹介しますね。
当ホームページでは、たびたび「卸売業者」、「仲卸業者」という単語が出てきますが、これらも含めて、生鮮品の流通経路を簡単に説明したいと思います。
上の図を参考にしていただきたいのですが、卸売業者は全国各地の生産者(農家の方)や出荷団体から生鮮品を市場に集めてきます。
そして、「せり・入札」により、主に仲卸業者が買い受けます。(なお、せり・入札のほかにも、お互いの交渉により値段を決める「相対」もあります。)
売買参加者もせり・入札に参加できますが、上場物品は一山10、20箱と大量であること、また、運搬を行ってくれる仲卸業者もいますので、仲卸業者から買い受けることがほとんどです。
そして、この売買参加者と買出人こそが実際に私達が生鮮品を購入する、スーパーや量販店、八百屋、魚屋にあたるのです。
写真は昨年9月21日に行われた「消費拡大フェア2014」のものですが、仲卸業者の店舗でお買い物をできるということで大好評でした。
さて、これで上の図について、わかっていただけたでしょうか?卸売業者、仲卸業者、売買参加者、買出人により、市場は動いているといっても過言ではありません。
また、卸売業者から仲卸業者が何をいくらで買ったかというのが、私達の生活にも関わりがあるということがわかるかと思います。
さて、「出前講座」のほうは、講師が「もっとウラ話をしたかった。。。」と時間が足りないくらいの熱い講義を行いました。
受講者の方からも「普段知ることができない、市場の仕組みなどがわかってとてもためになった」、「食の安全や流通など、市場が市民にとって、とても貢献度が高いことがよくわかった」などの声をいただき、とても意義深い講座になったと思います。
受講者の皆さん、ご清聴のほどありがとうございました。