トピックスTopics

ブログ検索

アーカイブ

「JA津軽みらい」の皆さんが「りんご」の出前授業を行いました!

1月29日金曜日、JA津軽みらいが当市場卸売業者の札幌ホクレン青果㈱と、同じく仲卸業者の㈱ 北一藏重商店と協力しまして、札幌市立栄小学校の2、3年生と支援学級の3クラスを対象に「りんご」の出前授業を行いました。

01

佐藤先生のエプロンには、佐藤先生と思われるキャラクターが。。。とってもキュート!

上の写真の左側から藏重商店の藏重さん、渡会さん、札幌ホクレン青果の奈良さん、そしてJA津軽みらいの原田さん、長内さん、さらに栄小学校の佐藤先生です。

ちなみに佐藤先生は、藏重商店さんが小学校で出前授業を開催するきっかけを作った方とか。

知識が豊富なだけではなく、ユーモアもあり、食育活動にもご理解をいただいている方です。

02

りんご色のドラえもんとしんちゃんが出迎えてくれました!

さて、私も出前授業の取材のために同行させていただいたのですが、栄小学校さんの歓迎ぶりに感激しました。

小学校に入る時には、こんなに立派な手作りのゲートが出迎えてくれました!

04

(写真右側)「りん太くん」が迫ってくるようです! 遠近法か!?

そして、授業を行う視聴覚室にも、生徒さんがいろいろな装飾を施していました。

ちなみに、写真右側のキャラクターは「りん太君」といって、「青森県りんご対策協議会」のマスコットキャラクターです。

08

2008年の霜・ひょう害を受けた青森県産リンゴの販売を応援するために誕生した「ひょう太くん」(左側)。

「ひょう太君」はひょう害で頭にばんそうこうを張り、左目を閉じていましたが、2009年には傷を治した姿の「りん太くん」(右側)に生まれ変わり、年間を通じて、県内外の即売会などでりんご販売を応援するようになったとのこと。

う~ん、実に凝ったキャラ設定です。

しかし、熱烈な歓迎はこれだけでは終わりません!

09

黒板の前に立っている生徒さんは、札幌ホクレン青果さんと 藏重商店さんの前掛けをして、「ヨッシャ!!!」の掛け声とともに私たちを出迎えてくれました。

「ヨッシャ!!!」というのは、昔の商人さんの掛け声のようですよ。

本当にありがとうございます!

12

プレゼントは、下敷き、消しゴム、定規、りんごを保存するエチレン袋、りんご1個です。

そのお返しというわけではないのですが、JAつがるみらいさんと藏重商店さんから生徒さんにプレゼント!

生徒さんはキャッキャ、キャッキャと喜んでくれました。

10

さて、それでは出前授業の開始です。

長内さん「北海道では、全国一の生産量のものがたくさんあります。じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、たまねぎですね。」

生徒さん「スゲー!!!」

佐藤先生「青森は悔しいんだって(笑)」

長内さん「そうなんです(苦笑) でも、青森でも全国一のものがあるんですよ。」

生徒さん「りんご!!!」

長内さん「そうなんです。他にもあるんだけど、わかるかな?ヒントはこのハッピに載っています。」

左腕のほうには、ブタさんのマークも入っております。まあ、お茶目。

長内さん「ハッピに載っているものでは、にんにく”。他には”ごぼう”も生産量が日本一です。」

りんごはわかりましたが、ごぼうとにんにくは意外でしたよね。

22

 

さらに長内さんによると、青森県の真ん中あたりに奥羽山脈があり、その東側が南部地方、西側が津軽地方ということ。

先ほどのにんにくやごぼうは雪の少ない南部地方で作られます。

津軽地方は降雪量が多く、冷涼な気候、さらに四季がはっきりしており、寒暖差も非常に大きいため、りんご栽培に適しているのだそうです。

14

こんなに難しい問題でも、皆さん勉強してきましたのでわかりますね。 答えは③!

この後はJA津軽みらいの長内さんと原田さんから「りんごクイズ」の出題や、「青森県りんご対策協議会」が作成した「青森りんご物語」というDVDをみんなで視聴しました。

15

皆さん、ありがとう!!! 恐縮です。。。

さて、出前授業が終わったら、先ほどの前掛けをかけた生徒さん達が私たちを校長室までエスコート!

ちなみに藏重商店の渡会さんは、その途中に生徒さんから「どれくらい給料もらってるの?」と聞かれ、苦笑いするしかなかったようです(笑)

16

中央一番奥に座っているのが、西田校長先生です。

校長室でも、りんごにまつわるいろいろなお話が聞けましたよ。

最近では、青森県から香港・台湾へのりんごの輸出が増えているとのこと。そのため、当市場に出回るりんごの数量にも影響があるとかないとか?

ただ、青森産のりんごのおいしさが海外にも知れ渡ってきているのは、とても喜ばしいことですよね。

他にも昨年の出前教室の取材のときにも触れましたが、札幌は明治40年頃、全国一のりんごの生産量を誇っていたということ。

「平岸りんご」というのが主だったようですが、当時の平岸という地域は、現在の南区藤野あたりまでを指していたようです。(ちなみに藤野小学校の前には、今でもりんご畑があります。)

それだけ広い面積で、りんごの栽培が行われていたのですね。

ちなみに、藏重さんのおじいさまはこの頃からご商売を始めていたとのことですよ。

20

最後は皆さんで「ハイ、チーズ!」

ということで、今回の出前授業も無事終わりました。

これだけいろいろな立場にある方々が”りんご”の普及のために一同に会すというのは、とても貴重な機会であると改めて感じました。

そして、何より栄小学校の皆さん、本当にありがとうございました!

 

<追伸>

18

獅子舞やダルマなどのカワイイ小物は、”アイデアで勝負!”の藏重さんが作成したとのこと。

さて、先ほどの授業の際に、こんなに立派な宝船が飾られていました。

これは年始にかけて、藏重商店さんが作成したもの。

19

そして、この写真は今年の「せり初め」の時に、当市場内の藏重商店前で渡会さんが撮ったものです。

ちなみに写真左側の方は、「せり初め」であいさつをしていただいた秋元札幌市長です。

(「せり初め」に関するページ 「新鮮・市場!新年・始動!」

秋元市長には、分刻みのスケジュールの中、写真を撮らせていただきました。

ステキな宝船を背景にしてか、笑顔もより朗らかかも?

秋元市長、ありがとうございます!