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ノロウイルス感染予防対策講習会を開催しました

札幌市内の医療機関から報告される「感染性胃腸炎」の患者数が急増し、ノロウイルスによる食中毒の発生が危惧される状況となっていることを受けて、札幌市では、平成28年11月25日から平成29年3月31日までの間、「ノロウイルス食中毒注意報」が発令されています。

さらに、ノロウイルスによる食中毒が1週間以内に2件発生するなど、さらなる注意喚起が必要な事態が生じたため、平成28年12月27日から平成29年1月9日まで、平成25年度に制度を設けて以来、初めて「ノロウイルス食中毒警報」が発令されました。

このことを受けて、本日1月24日火曜日、当市場において、ノロウイルス感染症や食中毒の予防対策のため、「ノロウイルス感染予防対策講習会」を開催しました。

はじめに、ノロウイルスへの感染予防対策について、当市場の大上管理課長から講義をしていただきました。

講義の様子1

ノロウイルス感染予防対策の必要性と感染者が出た場合の具体的な対処方法、現在実施している対策の内容について説明がありました。

 

次に、保健所食の安全推進課の河波広域食品対策担当課長より、「ノロウイルスから中央卸売市場を守りましょう」という演題で講義をしていただきました。

講義の様子2

ノロウイルスについてわかりやすく書かれたパンフレットにより、ノロウイルスの特徴や、感染してから回復するまでの流れと注意点について説明がありました。

ノロウイルスの予防のポイントとして、手洗いの重要性があげられるのですが、インフルエンザが流行すると、一般的に手洗いを多くするようになるため、結果的にノロウイルスの食中毒が減少するとの話もありました。

それから、過去の食中毒や感染症の実例として、おう吐物等の処理をした際に消毒が不十分だと、ウイルスが乾燥して空中に漂い、感染症を発生させてしまうこともあるため、消毒を適切に行うことが重要であること。

また、感染症の予防対策は、無理なくできる内容を各社で考え、感染者が発生した場合の連絡報告体制を整備し対策を実施していただきたいとの話がありました。

 

講習会は、本日午前の部、午後の部と二回開催し、合計138名の市場関係者が受講されました。

受講者の様子

当市場全体で、今回の講習会を生かして、感染予防対策を徹底していきたいと思います。