さっぽろ青果館で干し大根づくりが行われています!
当市場に隣接する「さっぽろ青果館」。
こちらでは青果小売業者が軒を連ね、毎日当市場で仕入れた青果物等を販売しています!
そんな「さっぽろ青果館」の外に、何やら小屋が建っています。
中には、たくさんの大根が!!
ひと昔前には、一般家庭の軒先等でも見かけることがありましたが、最近はあまり目にすることのなくなってしまった「干し大根」です!
この時期、さっぽろ青果館横のスペースでこのように小屋を建てて干し大根を作って販売をしています。
知る人ぞ知る秋の風物詩として、取材に行った際にも多くのお客さんが訪れていました!
こちらの「干し大根」ですが、約20年以上前から行っており、たくあん等の漬物を作りたいもののなかなか家庭で干し大根を作るのが難しい方などから、毎年約4,000本の注文があるそうです!!
お客さんから注文を受けてから大根を干しはじめ、1週間~10日ほどでちょうどよい出来になるとのこと。
ところで、このように紐で吊るされている大根と、
このように棚に並べて干されている大根があるのですが、 お話を伺った永野商店の永野社長によると、紐で吊るして干したものは紐の痕がついてしまったり、紐を結ぶのが大変とのことで、昨年ごろから棚に並べて干す方法を思いついたのだそうです!
棚で干した大根を見せていただきましたが、しっかりと水分が抜けて、ちょうどよい柔らかさのきれいな干し大根ができていました!
また、良い干し大根を作るためには、ある程度の風通しが必要なのだそうです。
そのため、風があまり吹かない時にはこちらの扇風機で風を当ててやるのだそうです。
今年は大根も良い品が入っており、良い干し大根が作れそうだということです!
11月中旬ごろまで行っているとのことですので、気になる方はぜひ足を運んでみてください!
大根のほかにも、当市場ではこの時期にはいろいろな漬物野菜が卸売場に並んでいます。
まずはこちらの「大球キャベツ」。ご存知の方も多いかもしれませんが、大きいもので直径50cm、重さは20kgほどにもなる巨大キャベツです!
スマートフォンを置いてみましたが、この大きさ。
主に漬物や業務用として使われることが多いのですが、生産者の方は年々減少傾向にあるとのことです。
こちらは丸だいこんです。丸々としていて蕪(かぶ)のような形です。
赤かぶです。売場でも一段と目を引く赤さ。
その他にも、ポリ袋入りの大根、葉付き大根などたくさんの漬物野菜が入荷しています!
新型コロナウイルスの流行によって外出が難しい今、ご家庭で漬物を漬けてみてはいかがでしょうか?