春の訪れ(水産物編)
3月に入り、すっかり雪解けが進み春間近といったところの札幌ですが、当市場にも春の訪れを感じさせる品物が入荷しています!
今回は水産物の紹介です。
まずは、3月15日に海明け(流氷が離岸し、出漁できる状態になること)となったオホーツク海沿岸から入荷した毛がにです。
当市場には、3月17日(水)に初入荷となり、各卸売業者でも初荷ののぼりを立てて、売場を盛り上げました。
この時期のオホーツク海沿岸の毛がには、流氷の下にあるたくさんのプランクトンをエサとしているため、上質な身と濃厚な味噌が特長なのだそう。
枝幸や雄武方面から、大量に入荷しています。
続いて、日本海沿岸から入荷しているぼたんえびです。
冷凍をしていない生のぼたんえびは、甘くてプリプリとした身が特長なのだそう。
このように活(生きたまま)の状態で売場に並べられているものもあります。
最後は、道南沿岸の本マスです。 桜の開花時期に漁獲されることや、婚姻色と呼ばれる身色からサクラマスとも呼ばれる魚です。
鮭と似た見た目をしていますが、鮭よりも身が柔らかくふっくらとしており、脂乗りが良いのが特長。
ちなみに、川魚の「ヤマメ」とこの本マスは同じ魚で、どちらも幼魚の頃は川で成長しますが、海へ下ったものを「本マス(サクラマス)」、川に残るものを「ヤマメ」と言います。
函館方面から入荷しています。
心なしか、春が旬の水産物は華やかな色合いが多いように感じられますね。
次回は青果物の春の旬をお伝えいたします!