「さっぽろ子ども食品Gメン」が市場にやってきた!・・・その2
8月2日、当市場で「さっぽろ子ども食品Gメン体験事業」が開催されました。
この事業は、市内の小学生とその保護者を対象に、「食品Gメン」(食品衛生監視員)の仕事を体験してもらい、食の安全について知識や理解を深めてもらうことを目的に実施しています。
9組の親子18名が早起きして、札幌市民の台所である中央卸売市場に足を運んでくれました。
前半(その1)の内容はこちらから
施設内を見学した後、市場に入っている保健所の検査室へ移動して、普段行っている業務の説明を聞きました。
次に、細菌検査と理化学検査の方法などを勉強。
「細菌検査」は、魚や貝などの水産物に付着している細菌をチェックする検査。この検査で見つかる一番多い細菌は「腸炎ビブリオ菌」とのことです。
「腸炎ビブリオ菌」は主に海水中に生息しており、この菌が付着したものを食べるとお腹が痛くなることもあるのだそうです。
「理化学検査」は、保存料や甘味料、着色料などの食品添加物の検査です。
法や制度で決められた量を守っているか、使用されている通りに表示されているか、などをチェックします。
その後、みんなで「手洗いチェック」体験。
きれいに洗えたかな??
手を上手に洗うコツは、まず先に手を水でぬらししてから石鹸をつけて、30秒はしっかり洗うこと。
爪や指の又、手首などの洗い残しが多いようです。
「ATP測定器」と呼ばれる細菌やカビなどの細胞に含まれるエネルギー物質を数値化する機械を使って、検査室内の設備の汚れもチェックしました。
最後は、みんなで「しろくま忍者の手あらいソング」を教えてもらって踊りました。
これは、正しい手洗いの方法を身につけて食中毒や感染症を予防するために札幌市が作成したオリジナルソングです。