サケとホタテの料理教室を開催しました
9月27日、当市場の札幌水産物商業協同組合が主催し、札幌市中央卸売市場水産協議会が後援する魚食普及のための料理教室を開催しました。
この料理教室は旬の魚のおいしさや扱い方を知っていただき、皆さんにもっと水産物を食べていただくことを目的とし開催しており、今回で5回目となります。
42名の方が参加し、市場水産棟の見学と料理教室を体験しました。
まず水産棟へ。競りは終わっている時間なので、見学用通路から売り場を見学。
商品を並べる台や床を清掃中。水道水の7倍の殺菌力があり食品に影響を与えない「オゾン水」を使い、衛生状態を清潔に保っています。
展示室。昔に漁や市場での作業に使われた道具を展示しており、懐かしがる参加者の方も。
市場見学から戻り、さっそく料理を始めましょう!
講師は、北海道産業貢献賞を受賞し、北海道日本調理技能士会副会長である佃克俊先生。助手は、調理師全道大会日本料理部門で知事賞と金賞を受賞した佐藤正尚先生です。
今日の食材は活け締めのサケ(北海道昆布森産)とホタテ(北海道サロマ湖産)。
活け締めとは、「生きた状態で血抜きをし鮮度を保つ処理をすること」との先生のお話。新鮮なものを皆さんへお届けするための技術だそうです。
一匹丸ごとのサケを用意し、先生が説明しながらおろしていきます。「サケの骨は柔らかくおろしやすいので是非チャレンジして」と、頭のさばき方も教えていただきました。
メニューは、「サケ鍋」・「サケ信州焼」・「サケラー油」・「ホタテ挟み焼き」・「ホタテ菊花和え」です。
「サケ鍋」
ダシとみりんを、10対0.5の割合にし田舎みそで味付けして、バターを落とします。体が温まり、サケも野菜もたっぷり取れますね。
「サケ信州焼」
茶そばをサケで巻いてフライパンで焼きました。合わせたつゆは、ダシ:濃口しょうゆ:みりん=5:1:1の割合です。長ネギともみじおろしがピリッと辛く、アクセントになっています。
「サケラー油」
塩ゆでしたサケをニンニク、ショウガ、長ネギと炒め、コチジャン、塩、しょうゆで濃いめに味付けし、仕上げにラー油で辛みを付けました。作り置きができ、ご飯によく合う一品です。
「ホタテの挟み焼き」
ホタテを3枚の薄切りにしカボチャと交互に挟み、マヨネーズと卵黄を合わせたソースをかけ、粉チーズを振って焼いています。カボチャの甘さと食感がホタテと良く合います。
「ホタテの菊花和え」
ホタテ、シイタケ、春菊、食用菊をレモン汁、塩、酒で合わせました。さっぱりと爽やかな味わいです。彩りにニンジンの飾り切りを添えて。
和食の美しい盛りつけ方や、野菜の飾り切りのコツなども教えていただきました。
試食時は、「どれもおいしい」と大好評。「また来年も来たい」と話す方も。皆さん楽しまれていたようです(*^_^*)