ブリとホタテの料理教室を開催しました
9月25日、当市場の札幌水産物商業協同組合が主催し、水産協議会が後援する魚食普及のための料理教室を開催しました。
この料理教室は旬の魚の扱い方やおいしさを知っていただき、皆さんにもっと水産物を食べていただくことを目的としており、6回目の開催となります。
46名の方が参加し、市場水産棟の見学と料理教室の実習を行いました。
市場での競りの方法について、実際の掛け声を用いた説明を受けました。
市場見学から戻り、料理実習を始めます。
講師は、札幌割烹(かっぽう)調理師会の幹事長を務めておられる川甚(かわじん)本店料理長の本間勇司先生です。助手は、同店副料理長の佐藤正尚先生です。
講師の実演です。お手本となる講師の手さばきを見逃すまいと、皆さん、間近で見ています。しっかりと目に焼き付けた後は、各テーブルで料理です。
包丁さばきも手慣れた方が数多く、次々と料理が仕上がっていきました。
出来上がった品がこちら。
「ぶり大根」
ブリは、切り身を霜降りし、大根は、米のとぎ汁で湯がいて水にさらします。味付けをする際に、ブリと大根の鍋を別にしたので、一層おいしくできました。ほうれん草やニンジンの彩りを添えています。新鮮な素材に、昆布やかつお節のうまみが効いて、上品な味がします。
「ぶり焼き浸し」
ブリの切り身に、小タマネギやパプリカ、湯がいたインゲン豆などを加えて炒めた後、だし汁、料理酒、みりん、薄口しょうゆの調味料を沸かして、食材を煮ます。食材に味をしみ込ませ、冷ました後に酢を足すのがポイントです。さっぱりとした味付けで、ブリと野菜がよく合います。
「ぶり鉄砲和え」
白みそに、卵黄、みりん、料理酒を加えて作る玉みそと、みりん、薄口しょうゆ、酢に、だし汁を加えて作る土佐酢で味付けをしたブリの和えものです。みょうがや万能ねぎがアクセントとなり、ご飯のおかずにぴったりです。
「ほたてしんじょう」
ホタテに、すり身、塩、みりん、卵の素を加えて作った材料をラップにくるみ、蒸し器で10分ほど蒸すと出来上がりです。ふんわり口当たりがよく、やさしい味です。
「ほたてご飯」
ホタテ、栗甘露煮、小揚げ、ショウガをだし汁、みりん、薄口しょうゆで合わせて炊き込んだご飯です。彩りにニンジンの飾り切りを添えています。ホタテの風味が口の中に広がります。
皆さん、「おいしい!」と口にされ、大満足の試食となりました。
ぜひ、ご家庭でも試してみてくださいね。