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JAさっぽろから「札幌黄」初入荷です!

気がつけば、日に日に秋の気配が深まってきた感じがする札幌ですが、

本日(平成26年9月20日)、JAさっぽろから「札幌黄(さっぽろき)」が初入荷しました。

この「札幌黄」、さかのぼること開拓使が札幌の地に置かれた明治初期、アメリカから取り寄せた種子を札幌の気候風土に合わせて農家の方が改良を加えたもの。

取り寄せた種子”イエロー・グローブ・ダンバース”から、名づけられた札幌生まれの「札幌黄」。

肥沃(ひよく)で、乾燥しやすいといったタマネギ栽培に適した当時の札幌村(現在の札幌市東区)から、北海道中に広まって生産量を伸ばしていったのだそうです。

その後、1975年(昭和50年)頃から、貯蔵性や病気への耐性に優れ、品質の安定した交配種(F1)に切り替わりはじめ、いつしか作付面積は年々減少をしてきたのだとか。

現在、この伝統を受け継ぐのは、約20戸の生産者の方で、耕作面積は10ヘクタールほど。

生産量が少なく店頭に並ぶことが限られ、目にすることがあまりできないのだそうで、まさしく「幻のタマネギ」ですね。

その味は、甘さと辛さのバランスが良くて軟らかく、熱を加えるといっそう甘みが強くなるのだとか。

試食用に「札幌黄」を使ったタマネギスープも登場しました。

このスープを求めて、仲卸業者さんや小売業者さんが集まります。

「うまい!」、「甘いな~」、「あったまる~」と、あっという間に皆さんを笑顔にしていましたよ。

そして、関係者が注目する中、盛大に競りが行われました。

競りでもかなりの人だかりができていました。大盛況です!

報道機関の方も駆けつけていましたよ。

本格的な入荷は、10月に入ってからとのこと。

幻のタマネギ「札幌黄」、ぜひご賞味ください!