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天然物「キノコ」の入荷も終わりに近づいて来ました。。。

秋も深まり、めっきり寒さを増してきましたね。せり場でも温度表示が9℃と冬へ一直線、入荷される品目にも若干変化が見られるようになってきました。

以前に「キノコ」のご紹介をしましたが、その中で一番入荷量がある「ラクヨウ」も、今では半分くらいに減ってきました。(前回紹介ページ⇒「キノコ」が大盛況です!

今回の記事のために、先日写真を撮っていたら、小売業者さんに「もう、キノコのシーズンは終わるから、やめたほうがいいんんじゃないの?」と苦言を呈されることも。。。

しかし、今年ご紹介していない、おいしいキノコもまだまだありますので、最後に取り上げたいと思います。なお、今回のキノコの呼称については、「札幌市中央卸売市場におけるキノコの取扱要領」を参照しております。

まずは、10月から入荷が始まるというキノコ、「ムラサキシメジ」です。

一瞬お菓子のようにも見えて、匂いを嗅いでみると、ちょっとチーズっぽいような、土っぽいような匂いがします。しかし、味、食感はしっかりキノコそのもので、上品さもあるとのこと。煮物、鍋、お吸い物によく使われるようです。

次にご紹介するのは、「ナラタケ」(ボリボリ)です。正式名称が「ナラタケ」で、北海道での呼称が「ボリボリ」です。

写真は市場で撮ったものですが、つい先日、知り合いから「ボリボリ」と「ラクヨウ」をもらう機会がありました。

家族も「ラクヨウ」はおいしそうなキノコ!といった感じですぐに食べてしまったのですが、「ボリボリ」は、「虫に食べられた後みたい」とか「本当にキノコ?」などと躊躇する始末。。。

でも、卸売業者さんのアドバイスのとおり、お味噌汁にして食べてみると、「おいしい」、「ダシが出てる」、「本当にボリボリする」など、家族でもなかなかの評判でした。

これは天然物の「マイタケ」です。1㎏あたり3,500円くらいです。。。

「マイタケ」です。

「山奥でこのキノコを見つけた者が、喜びのあまり踊りだすというところから舞い茸(マイタケ)と呼ばれるようになった」
「江戸時代に、ある殿様が徳川将軍にまいたけを献上するため、まいたけを見つけた者には同じ重さの銀と交換した」

などなど逸話もたいへん興味深いですが、天然物は希少価値もたいへん高く、高価です。私もいつか天然物の「マイタケ」を天ぷらにして、食べてみたいものです。

カメラが寄り過ぎましたが、これも「マイタケ」。単価は上のものと同じです。

そして、前回に引き続き登場の「マツタケ」です。

「マツタケ」って、こんな形でしたっけ?

傘が広がっていると金額は高くならないようですが、その分、普通の「マツタケ」よりも強い香りを放っています。

そして、何と言ってもその大きさ!柄は20cmを超えています(汗)

「マツタケ」担当ではない卸売業者さんも、「いやあ、こんなのめったに見ないね~、匂いがここまで来てるよ~」と見物に来るほどです。

せりが終わった後の小売業者さんも、「2万円を超えてたら、買ったのにね~」と冗談が出るほど、皆さん大注目でした。

 

秋の味覚の一つであるキノコ。秋の終わりを感じながら、深イイキノコの味を堪能してみてはいかがでしょうか?