山梨県「枯露(ころ)柿」のトップセールスが行われました
平成26年12月17日水曜日、甲州市長と「JAフルーツ山梨」関係者の皆さんが当市場に来場し、「枯露(ころ)柿」のトップセールスを行いました。
枯露柿は干し柿の一種で、太陽の光がまんべんなく当たるようにと、コロコロと転がしたことが名前の由来だそうです。
JAフルーツ山梨の中澤組合長と甲州市の田辺市長がセリ台に立ち、「天候が心配でしたが、今年も素晴らしい枯露柿ができましたので、ぜひご賞味いただきたいです!」と、PRされていました。
枯露柿の原料となる柿は、「甲州百目」という品種を使用します。
甲州百目は、その重さが百匁(ひゃくもんめ、約375g)にもなることから「ひゃくもんめ柿」と呼ばれ、それが転じて「ひゃくめ柿」になったと言われています。
枯露柿の表面が、白い粉が吹いたようになっているのは、甘み成分が浮き出しているからなのだそうで、枯露柿の特徴の一つです。
甲州百目は、渋柿の中でも比較的糖度が高く、高いものでは約20度にもなり、天日干しすることにより、さらに甘みが凝縮するのだそうです。
枯露柿は、柿の皮をむいてから燻蒸し、紐で結んで白い粉がのるまで天日干しし、箱詰めして出荷されます。
11月初旬に収穫した柿から、枯露柿ができあがるまでに約40日もかかるのだそうです。
また、枯露柿の中の食感が柔らかいのは、天日干しの作業の合間に手作業で身を揉んでいるからなのだそうです。
一つ一つに手間をかけているからこそ、他にはない食感が楽しめるのですね。
試食も好評で、「甘いね~!」、「上品でおいしい!」なんて声も聞こえてきしたよ。
のぼりに登場したかわいらしいキャラクターは、JAフルーツ山梨のオリジナルキャラクターで、「かき助」というのだそうですよ。
JAフルーツ山梨の関係者の方からは、新しい枯露柿の食べ方を教えていただきました。
1つ目は、枯露柿を刻んで、ドライフルーツと同様にプレーンヨーグルトに入れて混ぜて食べる方法。デザート感覚で食べることができます。
2つ目はサイコロ状にカットして、きな粉をまぶして食べる方法。和菓子感覚で楽しめます。
山梨産「枯露柿」は、今年いっぱいくらいまで出荷されるとのこと。
ぜひ、ご賞味ください!