「JA津軽みらい」の皆さんが「りんご」の出前授業を行いました
2月13日、JA津軽みらいが当市場卸売業者の札幌ホクレン青果㈱と仲卸業者の㈱ 北一藏重商店と協力しまして、札幌市立石山南小学校の2年生を対象に「りんご」の出前授業を行いました。(前回の出前授業はこちらです)
上の写真の左側から藏重商店の藏重さん、渡会さん、札幌ホクレン青果の奈良さん、そしてJA津軽みらいの今井さん、長内さんです。
なお、藏重商店からは、毎年「出前授業」に協力されている附田校長先生に「絵文字りんご」が贈られ、JA津軽みらいからは全校生徒約240名分のりんごが贈られました。(「絵文字りんご」はこちらでも紹介しています)
附田校長先生のような先生が食育活動に理解を示してくれるため、毎年「出前授業」を行うことができるんですね。
さて、今回の講師を務める長内さんにお話しを聞いたところ、りんごの食育および販売促進ができるということで、この「出前授業」のためにわざわざ青森からいらっしゃったとのこと。
「出前授業」は年に2回ほどしかないので、とても貴重な機会ということでした。
JA津軽みらいは青森県弘前市の東隣の地域で、農家の件数は1,600件くらい、そのうち約半分がりんご農家ということです。約140年前から続いていて、年間100万箱くらいの出荷があるということ。
ちなみに、明治40年代(今から200年くらい前)には、りんごの生産量は札幌がダントツの1位だったらしいですよ。藏重商店の渡会さんから「りんごトリビア」をいただきました!
また、JA津軽みらいが今回の「出前授業」を行うにあたって、「青森県りんご対策協議会」も援助をしています。
同協議会は青森りんご産業の振興発展(消費宣伝事業)を目的に組織されているもので、現在「青森りんごで男前&べっぴん倍増プロジェクト」を進めています。
そのプロジェクトの委員長に任命されたのが、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井さんで、「青森りんご丸わかりブック」の表紙を飾っています。
このプロジェクトの発足イベントには、「我こそは男前である」という芸人さんが男前度をアピールしていて、とても盛り上がったようです!
さらに忘れてはいけないのは、当市場の卸売業者の2社が構成員を務めている「北海道地区青森りんごの会」も今回の「出前授業」に協力していて、代表して札幌ホクレン青果の奈良さんが同行されています。
さて、「出前授業」の内容ですが、まずは青森りんご対策協議会が作成した「青森りんご物語」のDVDを視聴しました。
内容としては、青森産のりんごの栽培方法や歴史などに触れながら、りんごに興味を持った都会に住む女の子が実際に農家を訪れ、いろいろと体験するというものです。
女の子がりんごに興味を持ち、青森のりんご農家まで行くシーンでは。。。 ⇒ 生徒さん「本当に来た! え~、遠いでしょ!」
りんごは多くの品種があり、それに合った花粉を苗に受粉させなければいけないのですが。。。 ⇒ 生徒さん「全部つけてみればいいんじゃない?」
と、全力でツッコミを入れていました。いやはや、元気で聡明な証ですよね!
次は「りんごクイズ」! 答えは③「約4000年前」です。 生徒さん「ウソー!」、ちょっと難しかったね。
「中国4,000年の歴史」ではありませんが、りんごは中央アジアが原産と言われ、その後、中国やヨーロッパに広がっていったということです。
これは先ほど視聴したDVDにも出てきましたね! 答えは②「青森県」で、皆さん大正解です! 生徒さん「あえて聞くのね(笑)」
青森県で全国の56%以上を生産していて、2番目に多い県は長野県です。
これはサービス問題ですね!答えは③「トキ」。
長内さんによると、トキは黄色いりんごでとっても甘くておいしいので、お店で見たらぜひ買ってほしいとのこと。ちなみに作った人のお名前は「トキ」さんです。
クイズが終わりましたら、皆さんにりんご1個、「りんご保存袋」(奥様に大人気とか)、「りんご丸わかりブック」をプレゼント!
生徒さん達はご満悦の様子。
最後に生徒さんからお礼の言葉がありました。
「今日は遠いところからりんごのことを教えに来てくれて、ありがとうございました。」
「とっても勉強になりました。この勉強でりんごのことがもっと好きになりました。」
「りんごのお土産もありがとうございました。お家でじっくり味わって食べます。」
「ありがとうございました!!!」
授業の最中にはひっきりなしに生徒さんから質問を受けて、フル回転だった長内さんも、最後のお礼の言葉にはウルッときたのではないでしょうか?
石山南小学校の皆さん、ありがとうございました!