「しろうお」が入荷しました
本日、当市場の水産売場で、袋の中で魚が元気に泳いでいるのを見つけました。
袋には「白魚(しろうお)」と書いておりました。
佐賀県唐津市産なのだそうですよ。
「しろうお」はスズキ目ハゼ科シロウオ属、体長約4cmの小さな魚で、体にはうろこがなく、飴色がかった色をしています。
よく見ると、にっこり笑ったような、かわいらしい顔をしていますね。
唐津市では毎年春になると、産卵のため、玉島川という川に白魚が上がってくるそうです。
袋にも「早春を告げる」と書いているとおり、春の訪れともいえる味覚で地元に親しまれています。
「しろうお」と言えば、「おどり食い」ですよね。
このまま酢じょうゆなどをかけて食べるそうです。
その他には、天ぷら、茶碗蒸し、吸いものなど様々な料理があるそうですよ。
ちなみに、北海道の網走湖などで漁獲される「白魚(しらうお)」は、こちらとは違う種類の鮭の仲間で、体長は約10㎝になるそうです。
春を告げる「しろうお」。
お目にかかった際は、感謝の気持ちをこめて「おどり食い」してはいかがでしょうか。