毒STOP!「ふぐ・有毒魚に係る講習会」を開催!
ふぐが毒を持っていることは有名ですが、そのほかの魚でも毒を持っているものがいるそうです。
そんな毒を持つ魚が消費者に販売されるようなことがあっては大変!
ということで、本日、水産の卸売業者さん、仲卸業者さんの鮮魚担当者が参加し、「ふぐ・有毒魚に係る講習会」を開催しました。
この講習会は、札幌市保健所食の安全推進課市場検査係の食品衛生監視員が講師を務めます。
講習会ではスライドでふぐや有毒魚の特徴、取扱い等について説明がありました。
【トラフグ】黒紋があり、まわりは白い。背面、腹面に小棘が密生。臀ヒレが白色または紅色。食べることができる部分は筋肉、皮、精巣。
【マフグ】黒紋はあるが、まわりは白くない。体表に小棘はない。臀ヒレが黄色。食べることができる部分は筋肉、精巣。
というように、同じフグでも食べることができるところが違います。
【イシナギ】肝臓にビタミンAが過剰に含まれるため、肝臓が除去されていないものは厚生労働省通知により販売が禁止されている。特徴は、体表に白色縦線の名残があり(大型魚)、シマゾイは黄色。シマゾイとの違いを覚えるといいとのこと。
【ワラヅカ】卵巣に有毒成分(ディノグネリン)を含むため、ほかの魚種とは区別して置き、魚肉練製品の原料として特定された業者に販売するようにとのこと。
【バラハタ】日本国内において最も多くのシガテラ食中毒を引き起こしている魚種。尾ヒレが深く湾曲しているのが特徴。
【ギンガメアジ】バラハタと同じくシガテラ毒魚。脂瞼が発達し、成魚の第2背ヒレ先端が白いなどの特徴がある。
このほかにも、ふぐに関する違反事例の紹介や販売してはいけない魚、販売自粛を指導する魚の説明などがあり、参加者は真剣な眼差しで説明を聞いていました。
こういう取組のおかげで、私たち消費者が安心して魚を食べることができるんですね。
卸売業者さん、仲卸業者さん、保健所の食品衛生監視員に感謝です!
=TJ=