あまりのおいしさに「シロハタ」を上げちゃいます!!!
鰰、鱩、神魚、雷魚、神成魚、波太多雷魚、霹靂、波多波多。
何故ゆえにお経を唱え始めたの!?と思われそうですが、どれもある魚を表す漢字なのです。
その魚とは…
当市場の水産物部せり場では、道内産の「ハタハタ」の入荷が始まりました。
写真は白糠産のもので、釧路付近も主要な産地の一つです。
さて、「ハタハタ」がなぜあのような漢字なのかというと、もちろん理由があるようですよ。
”鰰、鱩、神魚、雷魚、神成魚、波太多雷魚”は、”激しく鳴りとどろく雷”を意味する霹靂神(はたたがみ)から取ったそうです。これは主要産地である秋田県で、雷が多い11月によく「ハタハタ」が獲れるからとのこと。
”波多波多”は、冬の日本海の荒波の中では、獲りづらいことが多いからという意味合いらしいです、いいセンスをしてますよね!
他にも、新潟県では「シマアジ」、鳥取県では「シロハタ」とも呼ばれるそうです。
さて、特に丸印、このマークは何だと思います?
これは水産物を市場に出荷する荷主さんが、「この魚は大きさも鮮度もバツグンだから、”5特”だな!」といった感じで、各荷主さんの独自の基準で”丸特”の数を決めているようです。
では、”5特”の「ハタハタ」を見てみましょう!
ちなみに、先ほどの写真の「ハタハタ」は”3特”でした。
一番上の写真より、一匹一匹が大きいのがお分かりになりますか?
このように”丸特”には、荷主さんの出荷品に対する愛情が込められているのですね。
卸売業者さんによると、”7特”まで見たことがあるようですよ!
実は私は、「ハタハタ」の煮つけが子どものことから大好きです。
身がほぐれやすくて、プリプリしてて、でも、一匹からそれほど身が取れないのが、かえってプレミアム感を醸し出していました。
今年は「ハタハタ」を別の料理で食べてみたいですね!
皆さんもどうぞご賞味ください!!!