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秋の味覚が今や高嶺の花に?!棒受け網漁の「さんま」が初入荷!

令和4年8月19日(金)、根室で水揚げされた棒受け網漁による「さんま」が初入荷し、卸売業者2社合計で43ケース(総入荷数量64.2kg)のセリが行われました。
※7月には当HPにて、刺し網漁による「さんま」の記事もご紹介しておりますので、こちらの記事もぜひご覧ください。

棒受け網漁とは、さんまが光に集まる習性を利用した漁法で、 集魚灯を活用することで、魚体を傷つけずに漁獲することができる漁法です。
しかし近年、さんまの記録的な不漁に加え、漁場が遠い沖合において限られた燃料で漁獲できる範囲や時間も限られてしまうことから、漁獲量が少なくなっています。

「さんま」については7月のHPの掲載記事でもご紹介しましたが、改めて別の視点から簡単にご紹介
【さんま】
ぼくは「さんま」。秋が旬で一番脂ものっていて、細く銀色の魚体が刀を連想させることから、漢字では「秋刀魚」と表記されるのが一般的かな。
ぼくのことは誰もがよく知ってると思うけど、意外にも水族館での飼育や展示が非常に難しい魚なんだ。性格がとても神経質なため、チョットしたことで水槽内の壁にぶつかったりして体の表面が傷つきやすいし、また、寿命も約2年程度と比較的短いからね。本当は光り輝いてかっこよく泳ぐ姿をみんなにも見てもらいたいんだけどね。

午前5時25分、開始のベルとともに「さんま」のせりが開始しました。

日本の秋の味覚の1つとして古くから親しまれてきた「さんま」ですが、今年も漁獲量によっては「高嶺の花」となってしまう可能性はありますが、皆さんの食卓に美味しいさんまを安定的に届けるべく、漁業関係者の方々も努力していますので、また、気軽に食べられるようになってほしいですね。