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漬物用の野菜最盛期です!あの巨大キャベツも!!!

この写真は、青果部せり場を2階から写したものです。

大量に並んでいるものは主に漬物用に使用される、赤かぶ、キャベツ、大根です。さらに写真上部の通路を越えた奥のブロックには白菜も同じように置かれています。

当市場には、10月末から11月の初めまで、漬物用の野菜が大量に入荷されます!

写真上部の通路から写真一番下までは約20メートルあります。

もう一つの卸売業者さんのせり場も圧巻の風景です!

これだけ漬物を食べる人がいるんですね。。。

「この時期になると、昔はどの家庭も大根を窓から吊るして、干していたものだけどね」とは、この取材に答えてくれた皆さんが口にする言葉です。

卸売業者さんによると、昔はさらに大量の野菜を入荷していたため、せり場では置ききれなかったようです。したがって、外の駐車場まで大根を出してせりを行っていたのですが、当時は土付の大根もあったため、せりが終わってから土を片付けるのも一苦労だったとのこと。

さらに、現在であれば長くても15~30分ほどで大根のせりは終わりますが、その頃は1時間半もかかったことがあるらしいです。

今日も熱い熱いせりが繰り広げられています!

テレビ、新聞等でも報道されているため、ご存じの方も多いかと思いますが、この巨大キャベツは「札幌大球」(さっぽろたいきゅう)です。

札幌が発祥の地であり、それこそ昭和の初めには、札幌で売られているキャベツの半分が「札幌大球」だったとのこと。

決して、以前にご紹介しました巨大かぼちゃのように、観賞用や家畜の飼料用ではありません!

卸売業者さんに聞いたところ、スーパーでも売られているとのことでしたので、場外市場にある「さっぽろ青果館」に行ってみました!

お客さんもたくさん来ていますよ!

やはりありましたね、札幌大球はもちろん、干した大根も売っています。青果館の八百屋さんに話を聞いてみました。

札幌大球は、例年購入される方や珍しがった観光客の方も買って行きますとのこと。

ちなみにその歯ごたえとみずみずしさで、昔から「にしん漬け」に使われていますが、サラダにしてもとてもおいしくて、普通のキャベツの代わりにいろいろな料理に試してほしいとのことでした。

他の漬物用の野菜の売れ行きも聞いてみると、やはり年々少なくなってきているようです。今までよく購入してくれていた年配の方の中にも、年々亡くなられる方も増えてきて、寂しい限りとのこと。

こんな風景は初めて見ました!

青果館の駐車場の横には、青果館の八百屋さんが何店か小屋を連ねていまして、そこでは漬物用の野菜がたくさん売られています。

かぶを大量に買って行かれる方もいましたし、そちらの八百屋さんによると、札幌大球も結構売れてるよ!とのこと。

調味料などで作れる簡単な漬物もありますので、この季節ならではの漬物を堪能してみてはいかがでしょうか?

なお、札幌市内の八百屋さんをご紹介している、「やおやさんガイドMAP」もご参考までに。