北海道の珍魚「ボウズギンポ」のご紹介
市場からこんにちは!今回ご紹介するのは、その見た目から一目置かれる「ボウズギンポ」です。ずんぐりとして丸みを帯びたユニークな見た目と、ヌルヌルした独特の姿をしています。漁獲量が少ないため、市場にも多くは並ばない珍しい魚ですが、その身の旨さは格別で、地元では知る人ぞ知る存在です。
今回は、強烈な個性を持つ「ボウズギンポ」の魅力に迫ります!ボウズギンポは北海道周辺の水深数百メートルの深海に生息しており、底引き網などで稀に水揚げされます。特に身が締まる冬から春にかけて美味しいとされます。
流通量は少ないですが、見た目からは想像できない、旨みの濃い白身が特徴です。美味しさを支えているのが、身と皮の間にあるゼラチン質です。熱を加えることで、このゼラチン質が溶け、身にしっとりとした潤いと深い味わいを与えます。特に煮つけにした時の、「身のホロホロ感」と「皮のぷるぷる感」は他の魚ではなかなか味わえないでしょう。
普段、市場や鮮魚店で見かける機会は少ないかもしれませんが、見た目に尻込みせず、ぜひお試しください。






