市場から発信!やさい・くだもの学べる小学校料理教室第2弾!(月寒小学校)
11月25日(火)、26日(水)に当市場の青果部運営協議会主催「市場から発信!やさい・くだもの学べる小学校料理教室」が、札幌市立月寒小学校で開催され、6年生の3クラス、計108名の生徒さんが参加しました。
この料理教室は、「食育」をテーマに野菜・果物を食事に取り入れることの重要性や、同級生と一緒に調理することで集団での社会性と自主性を育み、「食」への喜びや感謝の気持ちを持てるようにと開催されているものです。
さて、今日の料理教室の講師は、青果部運営協議会主催の料理教室などではすっかりおなじみの北海道食育コーディネーター山際睦子先生(写真左)と、その山際先生の教え子で、現在月寒小学校で栄養教諭をされている山本先生(写真右)にお願いしました。二人は月寒小学校で同僚だったこともあるそうです。
ちなみに、栄養教諭とは「食に関する指導」と「学校給食の管理」が主な職務だということです。
さて、それでは11月25日(火)に行われた料理教室の模様をご紹介します。
出前料理教室ではおなじみになりました、「市場クイズ」です! 当市場では1年間に約31万トンの青果を扱っていて、トラックで77,800台分。。。想像しにくいですね(笑)
他にも「当市場でもっとも取扱量の多い野菜は?」というクイズ! 答えは「たまねぎ」でした。皆さんの正答率もなかなかでした。
「野菜・果物食育ミニセミナー」は山本先生に講師をしていただきました。
先生のわかりやすい説明は写真からもわかりますね。緑黄色野菜にはビタミンAが、淡色野菜にはビタミンCと食物繊維が入っています。
生徒の皆さんも「ビタミンAは美肌効果!」など、とっても詳しくてビックリ!
ということで、生徒の皆さんが休日の時にどれくらいの野菜をとっているのか実際に計ってもらいました。
緑黄色野菜120gと淡色野菜230gを併せて350g! 給食では100g以上の野菜をとれるよう献立を作っているので、残りの250gは家でとらないといけません!
じゃあ、それだけの野菜をどうやってとるかというと、ゆでたり、加熱すると大体半分の量になるのでおススメです。
ちなみに、果物は1日に200g必要です。りんごだと1個分、みかんだと2個分、バナナだと2本分だそうです。当市場から持ってきた果物だと、どれも大きくて半分で足りるものも。。。
それでは、ゆでた野菜を使った料理「ウィンナーしゃぶサラダ」と、果物をおいしくとれる料理「フルーツカクテル」を山際先生と山本先生に教えてもらいましょう!
ちなみに山本先生に山際先生の講師時代の話を聞いてみると、とても熱心に教えてくれて、感謝していますとのこと。
そういうことで息もピッタリと、山際先生が説明をしながら、実演は山本先生が行います。
山本先生が野菜を切っている映像がテレビに映し出されると、山際先生が「皆さん、山本先生の手さばきはどうですか?」と聞きます。すると、生徒さんの皆さんは「ワーッ」と拍手!
次はいよいよ生徒さんの調理です!がんばってね!
うまくできましたね! 盛り付けもバッチリ! そして、後片付けもバッチリ!
ということで、みんなで「いただきます!」 ステキな写真を撮らせてくれてありがとう!
最後は今日の復習をクイズ形式で! 皆さん優秀だったので、青果部運営協議会販売促進委員長の堀崎さんから賞状が授与されました。
結局のところ、私は3回ある小学校料理教室のうち1回目しか参加できませんでしたが、他の関係者の皆さんはたいへんお疲れ様でした。
また、生徒の皆さんが栄養素などをきちんと学習していたのは本当にビックリ! 料理も皆さんの真剣さが伝わってきました。
普段の家庭科の授業とは一味違うものを感じて、もっともっと青果に興味を持ってもらえたら幸いです!