「観賞用かぼちゃ」が入荷されました!
9月中旬のある雨の日、せり場を巡回していましたら、なにやら見慣れないものが視界に入ってきました。
箱の模様が派手だし、何やらかわいげ。しかも八角形。箱の上蓋を見て、「おっ、ハロウィン!」。
じゃあ、中にはくり抜いたかぼちゃでも入っているのかなと開けてみます。
「こんな小さなかぼちゃ、食べてもおいしいのかな?」と思っていたら、「注意!観賞用として生産しておりますので、食べられません!!」との説明書きが。。。
「ええっ! 市場に出回っているのは、食べられるものばかりじゃないの? それが大前提でしょ!」と少し困惑。。。
ということで、卸売業者の方に聞いてみることにしました。
市場ではほんのわずかですが、装飾用の小さい切り花なども扱っています(何でも高級料理店の刺身のつまなどに使われているものもあるようです)。
そのような種類のものとして、「観賞用かぼちゃ」も入荷しているようで、主な販売先はスーパーなどの小売店で、装飾品として使われているのこと。可愛らしい外箱がないと売値が下がることもあるようです。ハロウィンは10月31日ですが、例年この時期に入荷されるようです。
なお、この「観賞用かぼちゃ」を出荷しているのは、JA月形町です。以前、パンチの効いたネーミングのスイカを出荷しているということでご紹介しました。やはり、JA月形町、要チェックですね!
過去の紹介ページはこちらです。
JA月形町から「おつきさま」、「ゴジラのたまご」、「夏のひととき」初入荷です!
そして、この大きなかぼちゃも「観賞用かぼちゃ」です。
左側から3.5kg、4.0kg、7.5kg、8.0kg、6.5kg、7.0kgという重さです。
しかし、上には上が。。。
何と一番大きいもので53kg!観賞用として小売店の店頭などに飾られることが多いようですが、牛の飼料としても使われるようです。
トラックに積む時は、大きな袋の中に入れて、その袋にフォークリフトのツメ(フォーク)を通して、持ち上げるとのこと。
もうかぼちゃと言われなければ、何なのかわかりませんね(笑)
ということで、ハロウィンに関連して、市場ではかぼちゃで盛り上がりを見せています。
皆さんも店頭で50kgのかぼちゃを見つけたら、リフトアップにチャレンジ!しないほうがいいですね。