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ニシン入荷中!

このところ、早朝のせり場は気温が2℃ほどと、冷え込みの厳しい日が続いております。
そんな中、先月末より、「ニシン」が石狩より大量に入荷しております。

発泡スチロールの箱が、高く積み上げられている様子は圧巻ですね。

ニシンの箱

日本の各地で「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれている魚の種類は、地域によって異なるそうです。
ニシンは、産卵期の春に多く漁獲されることから、北海道で「春告魚」と呼ばれています。

また、ニシンの卵は「数の子」として、お節料理に欠かせない食材の一つとして、おなじみですよね。
ニシンがアイヌ語で「カド」と呼ばれていたことに由来しており、「カドの子」が「カズノコ」に変化したのだそうですよ。

北海道が松前藩と呼ばれていた時代から、日本海側にはニシンが産卵のために大量に押し寄せました。
浜を白く染めるほどのにしんの群れを「群来(くき)」と呼んだそうです。
春先の2~3ヵ月のニシン漁は「一起し千両」といわれ、そのニシン漁だけで1年間の生活ができたほどの大漁だったそうで、その住居兼漁業基地として建てたのが、今も北海道内各地に残るニシン御殿と呼ばれる番屋です。

こちらは、先日入荷していた石狩産のニシン(メス)です。

石狩産ニシン(メス)

本日は根室からも入荷がありましたよ。こちらはオスです。

根室産ニシン

こちらは本日入荷していた浜益産の活〆ニシンです。
「刺身で食べるには、鮮度が良く、脂の少ないものを選ぶといいよ。」と卸売業者さんが教えてくれました。

活〆のニシン

そして、脂の乗ったニシンは塩焼がおいしいそうです。
ニシンは骨が細かいので、煮付けて食べる際は、サイズの比較的大きいほうが骨を取り除きやすくて食べやすいそうです。
サイズの小さいニシンなら、圧力鍋を使って煮ると、骨ごと食べられるので気にならないかもしれません。
一緒にショウガや長ねぎを加えるて煮ると、くさみが取れますので、ぜひお試しいただきたいです。
その他、三平汁、昆布巻など、色々な調理法で楽しめます。

今が旬の「ニシン」、ぜひ、ご賞味ください!