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「下津蔵出しみかん」のトップセールスが行われました!

令和3年1月22日(金)、当市場青果棟において「下津蔵出しみかん」のトップセールスが行われました!

例年であれば、産地の方々が来場されトップセールスを行っていますが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、リモートにて実施されました。

「下津蔵出しみかん」というのは、和歌山県海南市“下津”地域において、“蔵出し”して出荷された“みかん”のことです。
この“蔵出し”という点が普通のみかんとは異なる部分で、12月ごろに収穫された完熟みかんを、温度・湿度を一定に維持するために設置された木造・土壁の蔵で1か月以上熟成することによって、酸が抜け、糖度の高いまろやかな味になるのだそうです。

みかんを保存するための蔵は、生産する園地ごとにあり、これも普通のみかんの栽培とは異なる点です。

また、この”下津蔵出しみかんシステム“の技術は、2019年2月に農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」に認定されました!
※「日本農業遺産」とは…
我が国において重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を農林水産大臣が認定する制度です。平成31年3月時点で、15地域が認定されています。(農林水産省HPより)

海南市下津地域は、みかんの祖となる橘が植えられたことから、日本のみかん発祥の地ともいわれているそうです。

さて、トップセールスでは、卸売場に設置されたモニターにおいて、「下津蔵出しみかん」の紹介動画と、神出(じんで)海南市長及び地域ブランド推進会議会長の岡畑様からのご挨拶が放映されました。

神出 海南市長のご挨拶
岡畑会長のご挨拶

神出市長からは、「昨年より糖度が高く、酸度が低くなっており、バランスの取れた味わいに仕上がっている。ぜひ下津の蔵出しみかんを食べてほしい」とのご挨拶がありました。
岡畑会長からは、「今年は3,300トンと、前年比150%の生産を予定している。大きな天候不順もなく、ビタミン・糖度が例年以上の仕上がりになっている」とのご挨拶がありました。

卸売場では、例年であれば産地の方が着用される平安装束を、卸売会社の社員さんが着用して、試食用のみかんを配っていました!

午前7時30分からせりが行われ、約80ケースが次々と競り落とされました!

新型コロナウイルス禍でなかなか外出することが困難な昨今ですが、暖かいおうちで甘~い「蔵出しみかん」を味わってみてはいかがでしょうか!