北海道産の「タイ」のご紹介
連日、青果物の初入荷が続きご祝儀価格がでておりますが、水産物でもおめでタイものをチラホラ見かけます。

北海道日本海産の「マダイ」です。
海洋環境の変化とともに最近、入荷が見られるようになってきた魚の一つで、先日は公式Xでもご紹介しました。

新鮮なマダイには、写真のようにくっきりとした美しいアイシャドウが入ります。
吸い込まれるようなとても美しい青色のアイシャドウです。

うってかわって今度はモノクロ調の「イシダイ」です。
こちらも北海道日本海産。
昨年には「活」の状態での出荷もありました。

写真のように綺麗な縞模様が目立つことから、「シマダイ」の名で呼ばれることもあります。
このような縞模様が目立つのは幼魚の時で、成長とともに不鮮明になるといわれています。

成魚になると、口回りが黒色になることから、「クチグロ」の名で呼ばれることも。
一般的には「イシダイ」、幼魚は「シマダイ」、成魚は「クチグロ」と同じ魚を複数の呼び名で使い分けているのです。
先日の「ベニザケ」と「ヒメマス」の記事でも触れましたが、同じ魚でも複数の呼び名を使い分けているところに、日本人の感性の豊かさや、食への関心の高さを感じます。
これらを維持・発展させていくのも、「卸売市場」に期待される機能の一つかもしれません。

最後は「マツダイ」です。
写真は一昨年のもので、あまり北海道では見かけない魚のはずが、この年は頻繁に見かける機会がありました。
これから暖かい潮に乗って入荷が見られるかも?
祝日のない6月もまもなく終わりですが、おめで「タイ」に、あやかり「タイ」で、良い夏をむかえ「タイ」ですね!