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カテゴリ: ‘市場からの食の情報’

JA函館市亀田からダイコンが本格入荷しています

金曜日, 12月 6th, 2013

早朝、「少し暖かく感じるね!」との、あいさつが交わされていた今日(平成25年12月6日)の青果の競り場。

競りが始まる頃には、場内の気温も10度を超え、この時季にしては、ちょっぴりお仕事がしやすかったようです。

そんな中、寒くなるこれからが本番を迎える「越冬ダイコン」が入荷しています。

このダイコン、JA函館市亀田の特産の一つで、秋に一度掘り起こしたものを、再度土の中に埋めるのだそう。

そうすることで、うまみを増し、長期保存が可能となることから、年明けの2月頃まで競り場に顔を見せてくれるのだとか。

それは、これから降ってくる天からの白い贈り物が、土を覆うことで、土の中は自然の適度な冷蔵庫となり、糖分を増すのだそう。

これからの出荷の際は、もちろん雪の下から掘り起こすことから「雪の下ダイコン」とも呼ばれているそうです。

甘みの強いこのダイコン。この時季「おでんが一番だよ!」とは、小売業者さん。

「いやダイコンおろしだよ!」とは、仲卸業者さん。

「どれでもうまいよ!」と、最後に卸売業者さん。そんなことで笑顔が見られた朝でした。

カジカの子・コマイの子・ホッケの子!

木曜日, 12月 5th, 2013

水産の競り場を歩いていたら、たくさんの子どもたちに出会いました。

 

まずは「カジカ」の子です。(北海道苫前産)

比較的小粒で、食感はポリポリ。

わさびしょうゆ漬けがお勧めなのだそうです!

 

次は、「コマイ」の子。

北海道根室産です。

プチプチした食感で、漬物やあえ物、パスタがお勧め。

「しょうゆ漬けにして、温かいご飯にかけて食べると絶品だよ!」とは、卸売業者さん。

 

最後は「ホッケ」の子。

卵は大粒で、甘辛く煮てもしょうゆであっさり煮ても、おいしく食べられるだとか。

「コンブや納豆と混ぜてネバネバにして食べると病みつきになるよ~」と、卸売業者さんは笑顔で教えてくれました。

 

魚の子と言えば「イクラ」や「スジコ」、「タラコ」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、「カジカ」・「コマイ」・「ホッケ」の子もお勧めです!

ぜひ、ご賞味ください!

「JAありだ」の皆さんが「みかんの出前授業」を行いました

月曜日, 12月 2nd, 2013

11月21日、「JAありだ」の皆さんが「みかんの授業」を札幌市立藻岩北小学校で行いました。

この授業は有田みかんの良さや和歌山の農業、ひいては日本の農業に対する理解を深めてもらうことを目的として実施しているもので、

北海道で行われるのは今年で2回目です。

 

今回、授業を行ってくれる先生はJAありだの勝丸さん。

みかん色のジャンパーと帽子がよく似合ってます!!

有田みかんについて、いろいろ教えてくれました。

有田みかんの生産量は約10万トン。

この量は、全国のミカンの約10分の1で、数にすると、なんと約10億個。

横に並べると地球を1周半するそうです。

勝丸先生は「みかんを実際に並べてみました!!」と、冗談を交えて楽しく教えてくれました。

5年生のみんなも楽しく、たくさんメモを取っていました。

ここで、皆さんにも役立つ「おいしいみかんの見分け方」をお教えていただきました。

 

「おいしいみかんの見分け方」

①果実(皮)の色が濃い

②ヘタ切り口が小さい

③果皮のブツブツ(油胞)が細かくて密集している⇒生地が良い

④ガク(ヘタの周りの五角形)が黄色くなった果実

⑤果皮が薄く、よく見るとデコボコしている⇒キクみかん

⑥果実の形が良い

⑦擦れ傷が(少し)あるもの

⑧大きいみかんより小さいみかん

そしてなにより、有田みかんだそうです。

そして、昨日届いたばかりの鉢植えされたみかんの木を使って収穫体験をしました

糖度計の使い方も教えていただきました。

甘さを目で、数字で確認できる貴重な体験です。

そして、最後にみんなにみかんが配られ

去年も教えていただいた有田むきをやってみました。

 

 

有田むきは皮ごと二つに割ります

そしてさらに半分に。

みんな上手に出来たようです。

「♪1日2個でニッコニコ~♪」の有田みかんの授業は、あっという間に終わりを迎えました。

 

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「有田みかんキャンペーン隊」が来場しました!

金曜日, 11月 22nd, 2013

平成25年11月21日(木)、「JAありだ」をはじめとする関係者の皆さんが来場し、「有田みかん」のトップセールスを行いました。

有田みかんキャンペーン隊のあいさつはこちらから

「有田みかん」は、果樹王国和歌山県を代表するブランドミカンで、収穫する時期によって「極早生」、「早生」、「中生」、「晩生」の4つに大きく分けられるのだそうです。

ガンの抑制に効果があるとされるB-クリプトキサンチンが含まれており、風邪防止や抗アレルギー作用のあるビタミンCやB1も豊富な健康食材です。

 

試食した小売業者さんらは、「お、さすが甘いね!」、「心地よい酸味だな~」などなど。

用意されたミカンは、あっという間になくなっていました。

関係者が見守る中、威勢の良い掛け声とともに競りが始まり、次々に競り落とされていましたよ。

1日2個でニッコニコになる「有田みかん」、ぜひご賞味ください!

シシャモ!

土曜日, 11月 16th, 2013

11月も中旬に入り、朝の冷え込みもだいぶ厳しくなってきました。

今回ご紹介するのは、今の時季、特にお勧めのお魚。

「シシャモ」です!

「シシャモ」は北海道の太平洋沿岸の比較的浅いところに生息する日本固有の魚で、漢字だと「柳葉魚」。

10月中旬から11月下旬になると、特定の河川に群れを成して遡上して川底で産卵するのだそう。

遡上する主な河川は胆振地方の鵡川、日高の沙流川、十勝川、釧路地方の茶路川や阿寒川などで、日高沿岸の群れと、釧路・十勝沿岸に分布する群れとでは、遺伝的に異なることが確かめられているのだそうです。

写真のものは北海道白老の虎杖浜産。

また、他にも「カラフトシシャモ(カペリン)」と呼ばれる別のお魚も多く出回っており、「シシャモ」の代用品として使用されることも多いのとのことです。

食べ方は、干したものを焼いて食べるのがお勧め。他にも刺身や天ぷら、フリッター、バター焼き(ムニエル)などなど。

おかずはもちろん、晩酌のお供にも合いますよ!

北海道七飯町の新しい顔!「ななみつき」です

土曜日, 11月 16th, 2013

11月14日、七飯町果樹組合の皆さんが当市場に来場して、北海道七飯町の新ブランドリンゴ「ななみつき」の試食宣伝会を行いました。

 

七飯町は、1869年(明治2年)に日本で初めて西洋リンゴが植えられたリンゴ発祥の地だそうで、現在では「つがる」、「ふじ」、「レッドゴールド」など20種類以上を栽培しており、北海道を代表するリンゴ産地の一つになっています。

その七飯町に新しく仲間入りした「ななみつき」。

「ななみつき」は、黄色を基調にした若干赤みの差した肌をしており、蜜入りも抜群。強い甘味とみずみずしくジューシーな果汁が特徴です。

七飯町民の公募で選ばれたこの名前は、七飯町の「なな」、蜜入りの良さで「みつ」、黄色い特徴の名月で「つき」をもじって「ななみつき」と命名されたのだそう。

2007年(平成19年)から町内で栽培を始め、昨年度から本格的に販売を開始したそうで、当市場には昨年に続き2回目の登場です。

試食された小売業者さんらは、「うん、甘い!」、「シャキッとした歯ごたえがいいね~」、「すっきり爽やかな味だなあ〜」などなど。

七飯町の新しい顔「ななみつき」、ぜひご賞味ください!

青果の競り場は、晩秋の気配です

水曜日, 10月 30th, 2013

朝の気温がぐう~んっと下がってきた札幌。

市場から見える近郊の山の頂には何やら白いものも見えているようです。

そんな中、青果の競り場にも晩秋を漂わせる食材が次々と入荷しています。

まずは、「ドーン!」と、この時季恒例の道内産キャベツ「札幌大球」。

「このキャベツが出てくると、もうすぐ冬がやってくる!」とは、青果棟で働く皆さんが知っていることなのだとか。

ひと玉の重さは、10キロ以上もあり、ひときわ目を引くこの「札幌大球」。

肉厚でも軟らかく、甘みもあって昔からニシン漬けに愛用され、根強いファンもいるのだそう。

こちらは、漬物野菜の王道といわれる「ダイコン」。

入荷している量に圧倒されそうですが、依然はこの何倍もの「ダイコン」が競り場を占領していたそうです。

「昔は土付きだったが、今ではスマートできれいなもんだよ!」と、懐かしそうに話してくれた小売業者さん。

漬物野菜の入荷は、皆さんに冬の訪れを感じさせるとともに、ちょっぴり時を戻してくれたようです。

「市場で学ぶ・作る・食べる やさい・くだもの料理教室」開催!第10弾

火曜日, 10月 8th, 2013
10月2日(水)、当市場の青果部運営協議会主催の「やさい・くだもの料理教室」が開催され、41名が参加しました。

この料理教室は、生活習慣病の予防に効果的とされる野菜や果物を、普段の食生活に取り入れていただくことを目的として開催されております。

今年度10回目の開催となる今回は、「札幌パークホテル 洋食料理長 舟橋裕司」先生を講師に迎え、野菜や果物をおいしく「食」に取り入れる方法を教わりながら調理実習を行いました。

最初に先生からの調理ポイントの説明がありましたのでご紹介します。

炒め物でも煮物でも、一番最初にオリーブオイルでニンニクを焦がさないように炒めてオイルに香りづけをすること。これができれば家庭で作る洋食もワンランク上の味になるそうです。

このブクブク泡がちょうど良い炒め具合です!

いよいよ調理実習開始。

先生のアドバイスを受けながら…

今日のメニューは「ミートボールと野菜のトマト煮」(左上)、「フルーツカクテルサラダ、バニラアイス添え」(右上)、「秋の茸の簡単パエリア」(左下)、「秋の大収穫野菜ポタージュスープ」(右下)の4品。レシピはこちら

そして試食タイム!

どのテーブルからも、「おいしい!」、「家でも簡単に作れるわ!」なんていう声が…

ぜひ、ご家庭でも試してくださいね!

北海道の山々から秋の便り「キノコ」が届いています

木曜日, 10月 3rd, 2013

日に日に朝の気温が下がってきた札幌。秋が深まってくるのを少しずつ肌で感じる中、北海道の山々から「キノコ」が入荷しています。

まずは先月から競り場に並べられていた橙(だいだい)・茶褐色のこの「キノコ」。

「ハナイグチ」が正式なお名前ですが、北海道では「ラクヨウ(落葉キノコ)」と呼ばれ、親しまれている秋の味覚の一つ。

「おみそ汁や大根おろしに和えたり、鍋料理にもあうよ!」とは、小売業者さん。

続いては、白褐色のこの「キノコ」。

北海道では「ボリボリ」や「ボリ」と、呼ばれている「ナラタケ」。

東日本では、広く親しまれている「キノコ」なのだとか。

「おみそ汁や鍋物、南蛮漬けなどに最適だよ!」と、教えていただきました。

最後に満を持して登場するのは、日本では最高級品として位置づけられる「マツタケ(松茸)」。

北海道でもお目にかかれることに驚かされます。

あの独特の強い香りが競り場に漂い、少し得した朝に。

そして、匂いに誘われたわけではないのでしょうが。。。

仲卸業者さんや小売業者さんが並べられた「マツタケ」に注目です。

関係者の熱い視線を浴びて競りが始まり、次々と読み上げられる競り落とされた値に、また驚かされます。

最低気温が10℃を下回るようになると、市場に顔を見せ始める「キノコ」。そろそろ山々には、冬の便りが届くのも遅いことではないようです。

その前に「キノコ」で秋、感じてみてはいかがでしょう。。。。

JAさっぽろから「札幌黄」入荷しました

土曜日, 9月 21st, 2013

暑かった今年の夏も、気がつけば日に日に秋の気配が深まってきているようです。

そんな中、本日(平成25年9月21日)、JAさっぽろから幻の名産タマネギ「札幌黄(さっぽろき)」が、当市場に初入荷しました。

この「札幌黄」、さかのぼること開拓使が札幌の地に置かれた明治初期、アメリカから取り寄せた種子を札幌の気候風土に合わせて農家の方が改良を加えたもの。

取り寄せた種子”イエロー・グローブ・ダンバース”から、名づけられた札幌生まれの「札幌黄」。

肥沃(ひよく)で、乾燥しやすいといったタマネギ栽培に適した当時の札幌村(現在の札幌市東区)から、北海道中に広まって生産量を伸ばしていったのだそう。

その後、1975年(昭和50年)頃から、貯蔵性や病気への耐性に優れ、品質の安定した交配種(F1)に切り替わりはじめ、いつしか作付面積は年々減少をしてきたのだとか。

「札幌黄」は、収穫したタマネギの中から形状や重量などから優れたタマネギを母球として、種を採るという方法を長年繰り返して現在に至っているそう。

現在、この伝統を受け継ぐのは、約20戸の生産者の方で、耕作面積は10ヘクタールほど。

生産量が少なく店頭に並ぶことが限られ、目にすることがあまりできないのだそう。まさに「幻のタマネギ」と、いわれる由縁です。

その味は、甘さと辛さのバランスが良くて軟らかく、熱を加えるといっそう甘みが強くなり、特にシチュ-やスープカレーなどに最適なのだとか。

そんな話に耳を傾けていると、「札幌黄」がタマネギスープで競り場に登場してくれました。

早速、スープを求めて仲卸業者さんや小売業者さんの輪ができます。

そして、スープをすすりながら、「うまいな~」と、所々で笑顔の輪も。。。。。

いよいよ関係者が注目する中、盛大に競りが行われました。

今、注目の幻のタマネギということで、次々と競り落とされた値が読み上げられると、関係者からは「おーっ!」と、驚きの声が上がっていましたよ。

本格的な入荷は、10月中旬からとのことです。

味がよいことから、復活を願う声も大きく、「ふぁんくらぶ」も設立された「札幌黄」。

徐々に収穫量を増やし地域ブランドとして、札幌農業の一翼を担う日も遠いことではないかもしれません。