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カテゴリ: ‘市場からの食の情報’

シマゾイ

火曜日, 4月 9th, 2013

今回ご紹介するのは、「シマゾイ」です。

北海道や東北、朝鮮半島近辺に分布しており、岩礁の深い所に多く生息しているのだそう。

呼び名は、「シマゾイ」のほか、「シマソイ」、「キゾイ」、「ムラゾイ」などなど。

発泡スチロールにはムラゾイの記載。特大の一匹、北海道松前産です

 黄色味がかった体と、くっきりとした「しま模様」が特徴で、「しま」のある「ソイ」ということで「シマゾイ」です。

冬から春にかけてが旬とのことで、「今時季のシマゾイは絶品だよ!」とは、卸売業者さん。

皮は柔らかく、クセのない白身はとても身が締まっていて、刺身や煮付け、塩焼きで。。。

「いいダシが出るので、鍋やみそ汁、ブイヤベースもお勧めかな~」

値段もお手頃だそうなので、ゼヒ!

kai。

JA新はこだて「白かぶ」初入荷!!

月曜日, 4月 8th, 2013

やっと春の気配が感じられるようになってきた?北海道ですが・・・。

山菜に続いて、道内産野菜も入荷が始まっています。

今日は、JA新はこだてから「白かぶ」が初入荷となりました。

まだまだ量は少なく、本州産がメインですが、道内産の「色白さん」に注目が集まりました。

このカブは、1月中旬に種をまき、ビニールハウスで育てられたもので6月下旬まで出荷されるそうです。

「葉も茎も柔らかいので、一夜漬けなどにして全部食べられるんだよ」と、小売業者さん。

確かに青々とした葉や茎は食べないなんてもったいない。

それに・・・

カブは、ビタミンA、ビタミンC、鉄、カルシウムなどの栄養素が豊富で、根より葉や茎の方に多く含まれているそうです。

ぜひ、残さず食べていただきたいですね。

あら(゚Д゚)ノ まだいたのかい?

はい、まだおりました・・・(^J^)

お久しぶりのtanuでした。

オホーツクから味覚王!「毛ガニ」です

木曜日, 3月 21st, 2013

冬期間、真っ白な流氷が海を閉ざしていたオホーツク海。

そんなオホーツクの海も、3月も中旬に入って「春」を感じたせいか、流氷が沖へと去り始め、稚内や幌延など北海道宗谷管内では「毛ガニかご漁」が解禁となりました。

当市場にやってきた「春色」の元気な毛ガニたち

この流氷が岸を離れる「海明け」により、始まるオホーツク海沿岸の毛ガニ漁は、地元の漁師さんの中では本格的な春の訪れを感じるものといわれています。

豊富なプランクトンを運ぶ流氷の下で、たっぷり栄養を蓄えた毛ガニは、実入りが良く、風味豊かでうまみが増しているのが特徴。

また、海水の温度が低いこの時季は、特にミソの味が濃くて美味なんだそう。

北海道の味覚を代表する毛ガニ!「味覚王」なんて呼ぶ人もいます

市場関係者の関心も高く、競りでは注目を浴びていました。

「持ち比べてみて重いものや、お尻が盛り上がったものを選ぶといいよ!」とは、卸売業者さん。

「ボイルもいいけど、お刺身や天ぷらも絶品だよ、殻や抱き身はみそ汁や鉄砲汁だね!」

「ここの毛ガニ、味が濃くて好きなんだよな~」なんて、小売業者さんの声も。

オホーツク海から市場に届いた春の便り。

食べるなら、やっぱり・・・

「今でしょ!」

kai。

青果の競り場もそろそろ春の息吹

火曜日, 3月 19th, 2013

「少しずつ夜が明けるのが早くなってきたね~」なんていう、朝のあいさつが交わされるようになった青果の競り場。

まだまだ路肩にうずたかく積まれた雪山は、いつになったら解けるのかと心配してしまいそうですが、そんなことを和らげてくれる春の顔が入荷しています。

そうそれは山菜。芽吹いたさまざまな若葉やつぼみ、茎などが春の訪れを感じさせてくれます。

道南のJA新はこだてから「ウド」が顔を見せてくれています。

入荷しているのは、ビニールハウスで収穫された北斗市上磯地区のもの。アクが少なく食べやすいと人気があるのだそうです。

20年ほど前、旧上磯町の生産者の皆さんが、道内で初めてハウス栽培に成功。今では「北海うど」の名で知られているのだそう。

「酢みそあえや天ぷらがおいしいよ!」とは、小売業者さん。保存は、新聞紙で包み冷蔵庫に入れておくと日持ちするとのことです。

こちらは、春の味覚の「たらの芽」。

かつては、ほんのいっときだけ味わえる春を伝える貴重な食材だったようですが、今ではハウス栽培で、市場にも長い期間出回るようになってきたようです。

オホーツクの湧別産も入荷。こちらには、春の香りの文字が踊ります。。。。。。

ほのかな苦味や、もっちりとした食感が春を伝える食材として人気があり、「山菜の王様」とも呼ばれているのだとか。

最後は、「ギョウジャニンニク」。キトビロやヒトビロとも呼ばれているようです。

北海道では、雪解けとともに天然ものも市場に出回るそうですが、もちろんこれはハウス栽培。独特の香りは健在で、血圧の安定や視力の低下を抑制する効果もあることから、人気上昇中なのだとか。

「しょうゆ漬けにしたり、おひたし、卵焼きに混ぜてもおいしいよ!」と、仲卸業者さんに教えていただきました。

この時季、鮮やかな緑を目にするのは貴重なものです。

市場に顔を見せてくれている道内産の山菜で、一足早く春の訪れを感じてみてはいかがでしょう。

カニの王様!「タラバガニ」

月曜日, 3月 18th, 2013

3月も残り2週間を切り、気温がだいぶ上がってきたせいか、朝の厳しい寒さも少し和らいできました。

そんな春を感じ始めた今回、ご紹介するのは、いつも競り場にどん!と佇み、存在感を主張するカニ・・・

「タラバガニ」です!

カニの名前が付いていますが、実はヤドカリの仲間なんだそうで、漢字だと「鱈場蟹」。昔、マダラの漁にかかることが多く、マダラの生息する場にいるカニと言う意味で名づけられたんだそうです。

産まれた時は背中が紫色で、お腹やハサミは淡黄色ですが、熱を加えると全体が赤く変化するのだとか。

北海道北部の日本海やオホーツク海、東部の太平洋周辺に分布しており、4~6月には沿岸の浅いところに移動して産卵するそうです。

一年を通してほぼとれます

 赤い大きな甲羅と太くて長い足が特徴で、その迫力と重量感は、まさに王様の風格が漂います。

ちなみに、英語だと「キングクラブ」

王様の名にふさわしく、ぎゅっと身の締まった足はプリプリ。適度な歯ごたえもあり、食べるとジューシーな甘みとうまみが口いっぱいに広がります。

蒸したり、塩ゆでして食べるのが一般的ですが、「ちょっとぜいたくに、焼いて食べてもおいしいよ」とは小売業者さん。

「買うときは、足を触ってごらん。身がたくさん入ってると硬いから」なんて、こっそり教えてもらいました。

kai。

春の訪れ!噴火湾産「ボタンエビ」入荷です

火曜日, 3月 5th, 2013

3月1日に北海道噴火湾のエビかご漁が解禁となり、当市場にも「ボタンエビ」がやってきました。

正式なお名前は「トヤマエビ」です

透き通るような朱色をした新鮮なエビたちは、今にも元気に跳びはねそうで、一足早く「春」の訪れを感じさせます。

「ボタンエビ」は、体長15センチ前後にもなる比較的大きなエビで、言わずとしれた高級食材の一つ。濃厚で上品な甘みが特徴で、肉厚な身は適度な食感も楽しめます。

競りでもたくさんの人の注目を浴びていました

まだ入荷も少なく、少し小さめだそうですが、3月中旬から数も増えてくるそうです。

「お、ボタンエビ入ったか~、もう春だな!」なんて、声も聞かれた水産の競り場。

なんだかいつもより、少しだけ暖かく感じた朝になりました。

kai。

ハマグリ!

金曜日, 3月 1st, 2013

3月に入り、厳しい寒さも少し和らいだ気がした1日の早朝。

水産の競り場で、「ハマグリ」を見かけました。

「ハマグリ」は貝殻に光沢があり、ほぼ三角形で厚みのある二枚貝。大きいものだと10~15センチほどにもなるのだそうです。

もともと組み合わせ以外の貝殻とはぴったりとかみ合わないことから、「夫婦和合」の象徴ともされ、縁起物として結婚式などで使われることも多いのだとか。

ひな祭りに「ハマグリ」を食べる習慣がある地域も多く、今の時季、需要が多いそうです。

写真は三重県産です

食べ方は焼きハマグリのほか、お吸い物や酒蒸し、土瓶蒸し、串焼き、炊き込みごはん、佃煮などなど。日本人にとっては非常に古くから親しまれてきた食材だそうで、幅広く利用されるのだそうです。

もうすぐ、ひな祭りですね。

女の子も男の子も、大人の方もぜひ!

kai。

これが、あの「南天(なんてん)」!?

月曜日, 2月 25th, 2013

青果の競り場で「南天」を見つけました。そう「のど飴」なんかに使われているあの「なんてん」です。

葉は、健胃や解熱、鎮咳(ちんがい)などの作用がある生薬として使用され、食品の防腐にも効果があるのだとか。

さらに、災いや困難を福に転ずるという言い伝えから祝い事には欠かせないものとして。。。。。

また、料理を美しく彩る引き立て役として人気があるのだそうです。

生産地の徳島県上勝町は、「葉っぱの町」と呼ばれ、料理に添えられる”つまもの”の生産が盛んに行なわれており、この「南天」もその一つ。

季節の葉や花などは軽量で扱いやすいことから、おばあちゃんやおじいちゃんが収穫を行なっているのだそうです。

葉っぱが小さく、緑が色鮮やか、葉落ちしないことで人気の上勝町の南天。

料理人からも愛されているのだそうです。

これからは、料理に添えられる引き立て役も気にしてみてくださいね!

赤色に輝くお魚!「キンキ」です

水曜日, 2月 13th, 2013

まだまだ寒い日が続きますが、今回ご紹介するのは、寒い時季、特にお勧めのこのお魚。。。

キンキです!

 「キンキ」は、正式には「キチジ」というお名前だそうで、鮮やかに赤味を帯びた体と大きな目と口が特徴のお魚。

地域や大きさによってはメンメ、キンキン、アカジ、キンギョなど、さまざまな呼び名で親しまれています。

北海道では主にオホーツク海側や太平洋側に生息しているのだそうで、回遊はあまりせずに岩礁近くの比較的深いところに定住していることが多いそうです。

きれいに整列しています

くせのない白身の肉質はとっても柔らかく、全体に脂が乗っていて、北海道では言わずと知れた美味の高級魚。

こちらは箱いっぱいに並べられています

煮付けのほか、寿司、刺身、焼き魚、鍋、干物、カルパッチョなどなど、どれもおいしくいただけるのだとか。

「小骨も少ないので、大人から子どもまで食べやすいよ」とは、小売業者さん。

今晩も冷え込みそうです。晩酌のお供にもぜひ!

kai。

「しもつ蔵出しみかん」キャンペーンを開催!

金曜日, 2月 8th, 2013

2月8日、「蔵出し(貯蔵)みかん」の産地である和歌山県海南市の副市長とJAながみねの皆さんが当市場に来場して、「しもつ蔵出しみかん」のキャンペーンを行いました。

イメージキャラクター「紀伊国屋 文ちゃん」も登場しました

関係者あいさつ(動画

この「しもつ蔵出し」は、海南市の下津地区で育てられた晩成ミカン。

収穫後は特製の木箱に入れて、木造・土壁の貯蔵庫で1~3ヶ月程度保管されるのだそうで、生産者の皆さんは、空気の入れ換えや箱の差し換えなど品質のチェックを毎日しているのだそうです。

手間ひまかけて育てられたミカン。おいしいはずです!

今年は、甘さと酸っぱさのバランスがよく、とても食べやすく仕上がっているとのことです。

JA関係者の皆さんや文ちゃんが見守る中、せり人の威勢の良い掛け声が場内に響き渡っていました。

「しもつ蔵出し」のような貯蔵ミカンは、品質管理が難しく、生産量は全国的に少なくなってきているのとのことです。 

生産者の皆さんの愛情がたっぷり込められた「しもつ蔵出しみかん」、ぜひ!