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食の安全・安心を守ります!第2弾「生かき、貝類、生ウニの取扱いに係る講習会」を開催!

6月24日月曜日、札幌市保健所が、水産の卸売業者さん、仲卸業者さんの鮮魚担当者を対象に、「生かき、貝類、生ウニの取扱いに係る講習会」を開催しました。

この講習会は、先日当ホームページでご紹介した「有毒魚及びふぐの取扱いに係る講習会」の第2弾にあたるもので、生かき、貝類、生ウニについて、それぞれの食中毒等の原因、各種規制や適切な取扱い方法を学ぶことで、安全で安心な生鮮魚介を皆様にお届けすることを目的としています。

初めに札幌市保健所の食品衛生監視員の石田さんから、「貝毒規制への対応方法の確認、貝類の取扱い」について講義が行われました。

貝毒については、二枚貝と巻貝では毒の種類が異なるそうで、二枚貝では皆さんも聞いたことのあるノロウィルスや麻痺性貝毒、下痢性貝毒などがあり、巻貝では唾液腺毒(テトラミン)などが主な食中毒の原因となるとのこと。

これらの危険を回避するために、当市場で定めた貝類の取扱要領に基づき貝毒規制情報の把握に努めるとともに貝類の適正な取扱いを行う重要性について説明があり、参加者はその知識を再確認されていたことと思います。

続いて食品衛生監視員の河内さんから、「生かき、生ウニの取扱い」について”講義が行われました。

生かきについては、ノロウィルスによる食中毒の説明や、生食用かきの保存基準や取扱いのほか、安全確認方法について説明がありました。

また生ウニについては、腸炎ビブリオによる食中毒の説明のほか、特に保存規準や保存方法について詳しい説明があり、参加者は真剣な眼差しで講義を聞いていました。

最後に、安全で安心な生鮮食料品等を市民に届けるため、市場で働く人たちに品質・衛生管理の基本的な取り組みを知ってもらうために当市場コンプライアンス推進会議が作成した「札幌市中央卸売市場 品質・衛生ハンドブック」の説明がありました。

当市場は、これからも消費者の皆様に安全・安心な生鮮食料品を安定供給し、信頼される市場を目指してまいります。

今回のご紹介した講習のほかにも、マグロの取扱いに関る講習会も6月25日に行われましたので、近日ご紹介いたします。