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カテゴリ: ‘市場からの食の情報’

ヘラガニ

土曜日, 9月 8th, 2012

先日、水産の競り場で小さいカニを見かけました。

「ヘラガ二」と言うお名前だそうです。

ガザミ(ワタリガニ)の仲間で、別名「ヒラツメガ二」とも。

北海道の天塩産。発泡スチロールいっぱいに入っていましたよ

小ぶりな種類のカニですが、味はしっかりしてておいしく、値段もお手頃。

食べ方は、おみそ汁や薫製、パスタがお勧めとのこと。特にパスタは、カニのエキスやミソが麺と絡んでとっても美味だそうで、メニューに出すイタリアンのお店もあるのだとか。

安くておいしいカニをぜひ!

kai。

NHK札幌「とれたて市場だより」に札幌青果卸売協同組合の㈱北一蔵重商店が出演

金曜日, 9月 7th, 2012

9月7日、NHK札幌つながる@きたカフェ「とれたて市場だより」に、当市場の仲卸業者である㈱北一蔵重商店の渡会和雄さんと蔵重友恵さんが出演。

果物のプロフェッショナルのお二人が、この時季おすすめのフルーツを紹介してくれました!

 
番組では、当市場に入荷されている「プルーン(北海道余市・仁木産)」、「カンロ(北海道月形産)」、「カキ(奈良県産)」、「ブドウ(岡山県産)」のほか、「メロン(北海道安平産)」を紹介。

プルーン(左上)・カンロ(右上)・ブドウ(右下)・カキ(左下)

カンロは、メロンとは少し違った昔ながらの味で、懐かしいと感じる根強いファンも多く、特に種を含んだワタの部分が柔らかくておいしいんだとか。

また、ブドウは種がなく、皮も薄くてそのまま食べられる種類が人気だそうです。

番組の後半では、メロン農家さんを訪ねて北海道の安平町まで。。。

ここで作っているメロンは、とれたてよりも、収穫後しばらく置いておいたほうがおいしい品種なのだそう。「追熟」という、常温で10日間程度置いておくのがおいしく食べるポイントです。

つるが細くなってきたり、枯れたりしてきたら食べ頃のサインなんだとか。

左が食べ頃。わかりやすい!

う~ん、とってもおいしそうですね!

「メロン」といえば、夏のイメージでそろそろ終わりかなと思われるかもしれませんが、まだまだ収穫は10月末頃まで続くのだそうです。

秋になってもまだまだメロンを楽しめそうですね!

kai。

ヨコシマサワラ

木曜日, 9月 6th, 2012

当市場に珍しいお魚の入荷がありました!

「ヨコシマサワラ」です。

このお魚、その名のとおりサワラのお仲間ですが、めったにとれない種類なんだそうで、「当市場にもなかなか入ってこないんだよ。」とは、市場関係者のお話。

サワラは、漢字で「鰆」。ほっそりとした体型で、腹幅が狭いという意味の「狭腹(さはら)」が語源と言われているそうです。

こっちはサワラ。岩手県産です

サワラは、成長とともに呼び名の変わる出世魚。体長40~50センチの若魚・小型魚を「サゴチ」・「サゴシ」、体長50~70センチを「ヤナギ」・「ナギ」、体長1メートル以上の成魚を「サワラ」と呼ぶことが多いのだそうです。また、ヨコシマサワラ等の他の種類と区別するため、「ホンサワラ」なんて呼ぶ地域も。

「ヨコシマサワラ」。北海道の噴火湾産です

「ヨコシマサワラ」は体に黒っぽい横しま模様が多数入っていて、体長2~3メートルにもなる大型魚。日本近海を含むインド太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布しているのだそう。

食べ方は、やっぱりお刺身。他にはみそ漬けにして焼いたり、ムニエルにしたりするのもお勧めだそうです。

kai。

巨大マンボウ!

木曜日, 9月 6th, 2012

6日朝、当市場に「マンボウ」がやって来ました。

「マンボウ」は、巨体と丸みを帯びた独特の体型が特徴の海水魚。

世界的に広く分布している魚だそうで、特に日本や台湾などアジアでの消費が多いとのことです。

「マンボウ」は、一度に3億もの卵を産むと言われ、脊椎動物の中でもトップクラスの多さなんだそう。でも、ほとんどが他の魚に食べられてしまい、成長できるのはごくわずかなんだとか。

今回入荷されたのは、北海道昆布森でとれた82キロの巨大クラス。

大ぶりなサンマと比較してもこの大きさ!

「水揚げする時、大変だったろうな~」とは、市場関係者さん。

競りの時も、ちょっとした話題に・・・

食べ方は、お刺身のほか、塩焼きやムニエルなどにして食べるのがお勧め。

天ぷらやフライにしても美味だそうで、「揚げて時間がたつと水分が出ることもあるから、揚げたてがカラっとしておいしいんだよ」と、卸売業者さんは教えてくれました。

kai。

ガヤ

火曜日, 9月 4th, 2012

先日、水産の競り場で「ガヤ」というお魚を見かけました。

このお魚、市場では「ガヤ」と呼ばれますが、正式なお名前は「エゾメバル」。

「エゾ」の名が示すとおり、北海道に多く生息しているそうで、当市場でもよく見かけます。

北海道落石産。海岸近くの藻場や岩礁に群れているそうです

でも、どうして「ガヤ」と呼ばれるのでしょう?

それは、海で「ガヤガヤ」とたくさんとれることから、その名が付くようになったと言われています。

お手頃なお値段だそうで、みそ汁や煮付けで食べるのがお勧めとのこと。

「空揚げにしてもおいしいよ」とは、市場関係者さん。

私でもたくさん釣れるかな?

kai。

マゾイ

水曜日, 8月 29th, 2012

今日紹介するのは、水産の競り場で見かけたお魚、「マゾイ」です。

北海道乙部産

このお魚、北海道では「マゾイ」と呼ぶのが一般的ですが、実は俗称なんだとか。メバル属の「キツネメバル」や「タヌキメバル」などを総称して「マゾイ」と呼ぶことが多いのだそうです。

身は全体的に黒っぽく、主に水深50センチから100センチ程度の岩礁域に生息しているとのこと。

刺身はもちろん、煮ても焼いても美味とのことで、「特に皮がおいしいんだよ」とは、関係者さん。

「好みもあるけど、刺身も皮付きで食べたほうがいいよ」と、こっそり教えてくれました。

う~ん、皮だけでもいいから食べてみたいです。

kai。

「秋サケ」初入荷!

月曜日, 8月 27th, 2012

まだまだ暑い日が続く札幌ですが、当市場には早くも(?)秋の訪れが・・・

「秋サケ」初入荷です!

24日に定置網漁が解禁され、北海道の十勝や日高方面からたくさんの入荷がありました。

サケにはシロザケ、ギンザケ、カラフトマス、マスノスケなど多くの種類があり、「秋サケ」はシロザケの別のお名前。

北海道や東北では、産卵のため、秋に産まれた川に戻ってくることから「秋サケ」、「秋アジ」と呼ばれます。

9月から10月が最も旬の時期で、来月には道内のほぼ全域で漁が始まるそうです。

詳しくは、北海道の食の情報サイト「さっぽろもぐ~」(こちら)をご覧ください。

朝早くから多くの報道機関が集まり、競りは大盛況

「秋サケ」の初競り動画は、こちらからどうぞ。

今日の入荷量は約12トン。関係者の皆さんは、初競りの様子を興味深く見ていましたよ。

kai。

「金頭」と書いてカナガシラです!

木曜日, 8月 23rd, 2012

先日、水産の競り場で見かけたお魚を紹介します。

カナガシラです。

漢字だと「金頭」。ほかに「金頭魚」、「鉄頭」なんて書くこともあるそうです。

由来は、頭部が硬い骨で覆われているからなんだとか。

北海道せたな産です

胸ヒレの一部が太く発達しており、それを脚のように動かして海底を歩くのだそうです。

食べ方は、刺身はもちろん、煮つけや鍋物がおすすめとのこと。

秋から冬にかけてが旬とのことで、これからの季節、楽しみなお魚のひとつですね。

また、長崎では「カナガシラ(金頭)」を「ガッツ」と呼び、「縁起が良い」、「お金が貯まる」などとという意味で、節分に食べる風習があるそうです。

縁起の良いお魚、どうですか?

kai。

「シイラ」です

木曜日, 8月 9th, 2012

最近、水産の競り場で愛嬌(あいきょう)たっぷりの魚を見かけます。。。

目と口が近く、オデコが広いこの魚の名前は「シイラ」と言います。

「シイラ」のトレードマークは、何といってもこの張り出した大きいオデコ。これは雄の成魚だけにしか見られない特徴なんだそうで、成長するにつれてどんどん張り出してくるのだとか。それに対して雌のオデコは成長とともに丸みを帯びてくるのだそうです。

呼び名はシラ、マンビキ、マンサク、クマビキなど地域によってさまざま。

ハワイでは「マヒマヒ」なんて呼ばれ、高級魚として扱われるのだとか。

バターや油との相性が良く、フライやソテーにして食べる「マヒマヒ」は、ハワイの名物料理の一つなのだそうです。

北海道古宇郡産

夏が旬のお魚とのことですので、この時季にピッタリではないでしょうか。

熱帯や温帯の海域に広く分布しており、北海道にも夏から秋にかけ、暖流に乗って北上することもあるのだそうで、「今後見かけることも多くなるよ」とは、市場の関係者さん。

この夏、ぜひ食べてみたいです。

kai。

「食」の安全・安心に向けた取り組みのお知らせ

金曜日, 8月 3rd, 2012

札幌市中央卸売市場では、持続可能な強い市場づくりのため、市場関係者が一体となり、市民の皆さんが必要とするさまざまな「食」の情報を広く発信しています。

当市場の「食」の安全・安心に向けた取り組みをご紹介!今回は、水産物部の卸売業者である「曲〆高橋水産株式会社」の自主的な放射能物質検査を取り上げます。

詳細はこちら