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5月2日、青果部のせり場では、道内産のメロンが初入荷しました!
上の写真は、JA上川中央から初入荷した「愛別メロン」です。
ルピアレッドという品種で、果肉は濃いオレンジ色で、あっさりとした甘みと、
とろける舌触りが好評とのことです。
昨年より10日ほど早い入荷で、本日は43ケース入荷しました。
上の写真は、JAびらとりから初入荷した「びらとりメロン」です。
びらとりメロンは、「ニシパの恋人」とも呼ばれており、普通のメロンより
上品で、豊かな味わいが好評とのことです。
ちなみに、ニシパとは、アイヌ語で紳士・旦那・金持ちという意味だそうです。
昨年より2日ほど遅い入荷で、本日は2ケース入荷しました。
どちらのメロンも甘くてジューシーですが、これからもっともっと糖度が上がり、甘くておいしくなるとのことです。
これから、せりが始まるようです。
ご祝儀価格がつきました!
今後も道内産メロンの入荷が続きますので、どうぞご期待ください!!
鰰、鱩、神魚、雷魚、神成魚、波太多雷魚、霹靂、波多波多。
何故ゆえにお経を唱え始めたの!?と思われそうですが、どれもある魚を表す漢字なのです。
その魚とは…
当市場の水産物部せり場では、道内産の「ハタハタ」の入荷が始まりました。
写真は白糠産のもので、釧路付近も主要な産地の一つです。
さて、「ハタハタ」がなぜあのような漢字なのかというと、もちろん理由があるようですよ。
”鰰、鱩、神魚、雷魚、神成魚、波太多雷魚”は、”激しく鳴りとどろく雷”を意味する霹靂神(はたたがみ)から取ったそうです。これは主要産地である秋田県で、雷が多い11月によく「ハタハタ」が獲れるからとのこと。
”波多波多”は、冬の日本海の荒波の中では、獲りづらいことが多いからという意味合いらしいです、いいセンスをしてますよね!
他にも、新潟県では「シマアジ」、鳥取県では「シロハタ」とも呼ばれるそうです。
さて、特に丸印、このマークは何だと思います?
これは水産物を市場に出荷する荷主さんが、「この魚は大きさも鮮度もバツグンだから、”5特”だな!」といった感じで、各荷主さんの独自の基準で”丸特”の数を決めているようです。
では、”5特”の「ハタハタ」を見てみましょう!
ちなみに、先ほどの写真の「ハタハタ」は”3特”でした。
一番上の写真より、一匹一匹が大きいのがお分かりになりますか?
このように”丸特”には、荷主さんの出荷品に対する愛情が込められているのですね。
卸売業者さんによると、”7特”まで見たことがあるようですよ!
実は私は、「ハタハタ」の煮つけが子どものことから大好きです。
身がほぐれやすくて、プリプリしてて、でも、一匹からそれほど身が取れないのが、かえってプレミアム感を醸し出していました。
今年は「ハタハタ」を別の料理で食べてみたいですね!
皆さんもどうぞご賞味ください!!!
さあ、4月に入り、当市場青果部に入荷される野菜たちも一段と春らしさを帯びてきました!
そんな青果物を目当てに、今日もたくさんの業界関係者がせり場に集まっています。
さて、今回は4月に入荷のピークを迎えるものをご紹介します。
まずは、「ヒトビロ」です! 「ギョウジャニンニク」という名前でも親しまれていますよね。
「ギョウジャニンニク」という名前の由来は、山にこもる修験道の行者が食べたことからとも、逆にこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたからとも言われているそうです。
「ヒトビロ」の持つ独特の匂いや味を考えると、禁じられたという話も信憑性がありますよね。
「ギョウジャニンニク」の匂いはニラとニンニクと漬物臭が合わさったものということ。
そのニンニク臭の効果を狙ったのか、アイヌ民族や昔のヨーロッパでは、魔物をはらう力があると考えられていたそうです。
次にご紹介するのが、「ふきのとう」です。
私は「ふき」(お味噌汁などの具材に使われる茎状のものです)は、幼少期からよく食べていたのですが、「ふきのとう」は市場に来て、初めて知りました。
ちなみに、私たちが一般的に食べている「ふき」は、”葉柄”という茎のような地表に出ている部分で、本当の茎は地中に埋もれているとのこと。
そして、「ふきのとう」は地上に出ている”つぼみ”の部分です。
「ふきのとう」は、独特な芳香と、さわやかな苦味があり、天ぷらにするとおいしいそうですよ。
どのような味がするのかワクワクしますね。
最後にご紹介するのは、「たけのこ」です。
先ほどご紹介した「ヒトビロ」、「ふきのとう」は道内産の天然物ですが、こちらは熊本産です。
さて、その大きさを私の愛用しているスマートフォンと比べてみると・・・
さて、仲卸業者さんに聞いてみると、今年は「たけのこ」の”裏年”ということ。
”表年”と”裏年”を簡単に説明しますと、”表年”=豊作の年、”裏年”=不作の年のことで、”表年”と”裏年”を交互に繰り返すのだとか。
なぜ”表年”と”裏年”があるのかを、いろいろと調べてみたのですが、よくわかりません(汗)
ただ、同じように”表年”と”裏年”がある「温州みかん」では、”表年”にたくさんのみかんがなると、光合成で作られた糖分が大量に消費され、次の年には葉や枝、根に糖分があまり蓄えられないことや、また、みかんがなった時に、ある植物ホルモンが作られ、それがみかんの花の成長を邪魔するため、豊作の”表年”の翌年は”裏年”になるということでした。
今年の「たけのこ」は”裏年”ということで、入荷量も少なく、金額も高めということです。
もうひとつ仲卸業者さんが教えてくれたことが、「たけのこ」が入っているダンボールには”吸水材”が入っていることがあるということ。これを入れないと、「たけのこ」の根元の部分が溶けることもあるとか。そんなこともあるのですね~。
ということで、春の到来を告げてくれそうな3種類の野菜をご紹介しました。
「ヒトビロ」以外は、小売屋さんの店頭では、なかなかお目にかかれないかもしれませんが、機会がありましたらぜひご賞味ください。
「山に行けば、いくらでも採れるさ!」という強者の方も、山菜採りの際には注意してくださいね。
3月18日土曜日、オホーツク海から、今シーズンの「毛ガニ」が初入荷となりました!
これは、3月15日より、「毛ガニかご漁」が解禁され、初水揚げされたものが当市場に入荷したものです。
なお、タイトルにある「海明け」とは、オホーツク海沿岸地方で、春になって流氷が沿岸から離れ、出漁が可能になることだそうです。
天候の影響で、一日遅れの入荷となりましたが、初入荷ののぼりも立っていて、いつもより雰囲気を盛り上げていましたよ。
本日の初入荷は、稚内市、浜頓別町、枝幸町などオホーツク海の沿岸北部で水揚げされたもので、毛ガニの入荷シーズンがいよいよ本格化してきました。
こちらは枝幸産の毛ガニです。
冬期間、冷たいオホーツクの流氷の下で餌をたっぷりと食べた毛ガニは、身入り、味も抜群に良く、味噌も絶品!
正に旬の味覚なのだそうですよ。
近ごろは、ふるさと納税の返礼品としても人気が高いそうです。
こちらは稚内産の毛ガニで、なんと1尾が1kg以上のビッグサイズです。
さあ、いよいよせりの時間です。
新鮮な毛ガニが、次々と競り落とされていきました!
来週は、雄武町、興部町、紋別市などオホーツク海の沿岸南部で水揚げされた毛ガニが初入荷の予定です!
オホーツクの海の恵み、旬の毛ガニをぜひ、ご賞味ください!
さて、昨年11月に和歌山県から「ありだみかんキャンペーン隊」が来場されたのは、記憶に新しいことと思いますが、今回はその和歌山県から「しもつ蔵出しみかんキャンペーン隊」が来場されました。
関西の市場では、年内は「ありだみかん」、年明けは「しもつ蔵出しみかん」と言われるほど人気のあるみかんです。
そして、キャンペーン隊の皆さんは毎年この時期に、京都から札幌までキャンペーン活動を行います。
「蔵出しみかん」と言えば、この市場ブログをご覧の皆さんはもうご存じかと思いますが、年末に細心の注意を払って収穫したみかんを、木造土壁の貯蔵庫で、「糖度」と「酸味」のバランスが良くなるまで貯蔵し、年明け以降の食味が向上した頃に一つ一つ厳選して出荷されるみかんです。蔵で貯蔵することにより、酸味が適度に抜けるらしいですよ。
試食した皆さんも「深イイ味!」、「うま味が出てるね~」など賞賛の声ばかり!
そして、皆さんにおなじみのこの方も来場されました。
JAながみねのイメージキャラクターとして、もう5年以上活躍されている「紀伊国屋ぶんちゃん」です!
以前に当市場に来場された時には、市場の搬送用の乗り物である「ターレ」に試乗したり、せり台に上がったりとちょっぴりやんちゃ?な「紀伊国屋ぶんちゃん」です。
ぜひ、皆さんも「紀伊国屋ぶんちゃん」のブログやツイッターをご覧ください。ブンブン、ブンブン言っていますよ(笑)
さて、今年の「しもつ蔵出しみかん」の出来を関係者の方に聞いてみました。
すると、今年は干ばつや秋の雨が多く、栽培は難しかったそうですが、生産者の皆さんの努力が実り、例年通りの甘くておいしいみかんになったとのこと。
今年も「しもつ蔵出しみかん」を楽しめそうですね!
安全・安心を基本に、幅広い分野で優れた県産品を“和歌山らしさ”、“和歌山ならでは”の視点で推奨する「プレミア和歌山」にも選定された「しもつ蔵出しみかん」!
新鮮さを売りにする青果物が多い中、蔵の中で熟成させるという、まさに”プレミア”な存在です。
皆さんもぜひご賞味ください!!!
いよかん大使は1月30日から2月6日まで、大阪、神戸、東京、札幌の各都市を巡り、市役所や市場への訪問、デパートや量販店での宣伝販売を行っています。
もともとは「愛媛みかん大使」に選出された4名が、この時期は愛媛いよかん大使として活動するそうです。
何でもみかん大使の活動は、今年で58回目となり、とても歴史のあるものとなっています。
ちなみに、本年度のみかん大使には93名の応募があったようですが、そのうち2名は男性だったそうです。
本当に愛媛の方はみかんが大好きなんですね(笑)
さて、当市場にももちろん入荷のあるいよかんですが、今年の出来を関係者の方に聞いてみました。
すると、いよかんの生育期である昨年の秋頃は、温度が高く、雨も多かったため、とても条件が良かったようです。
そのため、酸味と甘さのバランスのとれた、食べやすい味に仕上がっているようですよ!
ホームページで調べてみると、「いい予感」にかけて、受験シーズンに合格祈願で配布されることもあるとか。
皆さんもいよかんを食べて、いい予感に浸ってみてはいかがでしょうか?
最後に、丸果札幌青果の勇﨑社長(写真左)、札幌ホクレン青果の髙橋社長(写真右)がいよかん大使からいよかんの贈呈を受けました。
いよかん大使の皆さん、本当にお疲れ様でした!