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カテゴリ: ‘市場からの食の情報’

お正月に向けて、八つ頭など入荷中!

月曜日, 12月 22nd, 2014

当市場でも、年末年始に向けて、おせち料理用の食材が入ってくるようになりました。

ちょっとグロテスクかも?

まずはインパクト抜群な八つ頭です!

八つ頭は、親芋1つに複数の子芋がくっついて、それが八つの頭に見えることから、八つ頭と呼ばれているとのこと。

また、親芋が大きいことにちなんで「頭(かしら)になる」、さらに漢字の八に「末広がり」という意味もあり、縁起物としておせち料理などに使われます。

いえいえ、何気にかわいいです。

卸売業者さんによると、値段は店頭価格で1㎏あたり1,000円と少し高級な食材とのこと。

煮物にして食べるほか、本州では鍋に入れることもあるようです。

普通のスーパーなどではなかなか手に入らないようですが、ぜひいつか八つ頭の煮物を食べてみたいものです。

全部煮物にして食べてしまいたいです(笑)

里芋は、山地に自生していた山芋に対し、里で栽培されることから里芋という名がついたようです。

里芋は親芋から子芋、子芋から孫芋も育ち、食用にするのは子芋と孫芋が多いようです。

ちなみに、八つ頭は里芋の一種で、親芋と子芋が分かれないため、あのような形になるとのこと。

年末年始を控え、里芋が続々と入荷されています!

蛇足ですが、私はおばあちゃんが作ってくれた里芋の煮物が大好物でした。

最近スーパーで買ってきたうま煮は里芋が小さくて、ごぼうとれんこんだけ食べているようで味気ないです(涙)

ユリ根って、こういう形をしているんですね!

次はユリ根です。茶わん蒸しに入っていて、食感がシャクッて感じのものです。。。わかりずらい説明ですいません。

卸売業者さんによると、ちょっとバラして、茹でて食べてもおいしいよとか、同僚の奥様の実家では、うま煮に入っていたことがあったとのこと。

全国の生産量のうち、北海道が約98%を占めていますが、そのほとんどは京料理で多く使用される関西方面に行ってしまうとのこと。

当市場には一年の入荷量の約4分の3が12月に集中しています。

 

ここからは、おせち料理には関係ありませんが、私の独断でキラリと光る野菜を紹介します。

サツマイモ?ではありません、ヤーコンです!

ヤーコン。。。あまりに知識がないので、当市場のブログでもおなじみ?の水産担当(ち)さんに聞いてみると、「健康にいいやつじゃなかったっけ?僕は健康よりも味優先だけどね!」と(ち)さんらしいコメント。。。

ヤーコン100gのうち、83.1gが水分、13.3gが糖質で、その糖質のうち8gが「フラクトオリゴ糖」です。

そして、このフラクトオリゴ糖こそがミソで、カロリーは砂糖の約半分で、さらに腸内ビフィズス菌の栄養源になるとのこと。

ダイエット効果もあり、健康にもいいという何ともステキな野菜です。

右側の写真がそれぞれのクルミを割った時のものですが、ピントがボケています。。。

次は木の実?種?に分類されるようで、野菜の特集にそぐわないかもしれないのですが、クルミです。

クルミは、何と紀元前7,000年前から食糧として存在し、日本では縄文時代からオニグルミが食用とされていたとのこと。

ちなみに、上の写真がヒメグルミ(姫胡桃)、下の写真がカシグルミ(菓子胡桃)です。

仲卸業者さんによると、ヒメグルミは店頭価格で1㎏あたり1,000円以上もするのですが、これをペットの餌として購入するセレブな方もいるとか。

食用のクルミとしては、他にオニグルミ(鬼胡桃)という種類もあるらしいのですが、この殻は非常に固く、スタッドレスタイヤの材質にもなるほど。

そのような殻を普通のくるみ割りで割ることは難しいため、秘密兵器があるのです。

ほぼ凶器ですね。。。

その名も”オニグルミ割”。。。そのままですね(笑)

 

さて、こういう特集をしているとお正月気分になってきます。

しかし、今年ももうあとわずか! できることはなるべく今年中に片付けて、おいしくおせち料理を食べたいものです。

皆さんもお正月にはぜひご賞味ください!

禁断の果実?いろいろな「りんご」をご紹介します!

火曜日, 12月 16th, 2014

おめでたいし、何よりカワイー!!!

いきなりアップの写真から入りましたが、これは当市場の青果部のある仲卸業者さんが開催した「りんご品評会」に展示されていたものです。

この「りんご品評会」はその仲卸業者さんの会社設立50周年を記念に去年から開催しているとのこと。

ざっと見ただけでも20種類以上のりんごが並べられ、BGMには椎名林檎の「りんごのうた」が流れています。

りんごへの熱い愛情が外の雪も溶かすぐらいです(笑)

もったいなくて、食べられないですが、腐らせても困りますよね(汗)

3連続で「絵文字りんご」の登場です。

シールを貼る・はがす作業にたいへん手間がかかることや、りんごに傷がついてもいけないので、「絵文字りんご」は高価なものです。

上の写真の「おかめ」と「商売繁盛」の絵入りりんごは、店頭価格で1万円くらいするだろうとのこと。

また、弘前の初せりでは、七福神が乗った宝船が描かれたりんごに、1玉7万円の値段がついたとか。

一見、素人目には普通のりんごに見えますが。。。

「りんご品評会」のたくさんのりんごの中から仲卸業者さんが一番おススメしていたのが、「安曇野のサンふじ」です。

安曇野は長野県の松本盆地の一部である600メートルの高地で、降水量が少なく、日照時間が多いため、リンゴ栽培には最適の土地だそうです。

写真のものだと1個500円くらいするとのこと。

果肉がきめ細かくて、つぎつぎと手が伸びてしまうおいしさと仲卸業者さんも絶賛でした!まさに禁断の果実!?

隣のりんごと比べるとその大きさがわかりますよね!

ビジュアル的に実が大きくて、果皮がキレイ、さらにそのネーミングも抜群、「世界一」です。

初めてこのりんごを交配した方が、その大きさから「世界一大きなりんご」と宣伝したことからこの名前に。

大きいものだと、重さ1キログラムのものも。。。

梨!?

なぜ純情か聞くなんてヤボってもんです、「いわて純情りんご 冬恋」です。

「冬恋」は試食させていただいたのですが、とにかく甘い!です。

「はるか」というりんごの中から、糖度が16度以上、蜜入り指数3以上のものだけを厳選した、まさにプレミアムなりんごです。

なお、酸味はそれほどではないので、普通のりんごとはまた一味違った感じです。

1箱5,000円以上するようですよ。

ニュートンが、木からりんごが落ちるのを見て、万有引力を発見したというのは有名なエピソードですが、そのりんごの種類が「フラワーオブケント」です。

インターネットで調べると、落果しやすい性質を持っているとのことで、世紀の発見はこのりんごの性質のおかげかもと思うと興味深いですよね。

最後はりんごではありませんが、仲卸業者さんが振る舞っていた「りんご甘酒」です。

これも試食させていただいたのですが、甘酒の甘さと、すりおろしたりんごの酸味がとても良いバランスで、とってもおいしかったですよ!

 

ということで、最後までりんご尽くしでしたが、皆さんも”禁断の果実”になりかねない、おいしいりんごを探してみてはいかがでしょうか?

ついでに世紀の発見をしてしまうかも!?  それではニュートンに失礼ですね(汗)

旬の北海道産タコ

火曜日, 12月 16th, 2014

今日ご紹介するのは、旬のタコ(漢字で蛸と書きます)達です!ミズダコは、日本海・オホーツク海を中心に生息しており体重20kgにもなる大型のタコです。

こちらは、根室産(真空パック)のミズダコで、たいへん発色が良く卸売業者さん一押しの品です。

そして、こちらオホーツク産のミズダコです。太さなら負けてませんね!

こちらは、寿都産のミズダコの足と頭です。茹でて縮んでも、この大きさなんてダイバーも海中で遭遇したら怖いですよね。

そして、やや小ぶりなヤナギダコ(噴火湾産)のお姿です。主に太平洋沿岸を中心に生息しています。

食感はプリプリで、お刺身、おでん、しゃぶしゃぶ、唐揚げ、酢の物等どんな料理にも合います。また、疲労回復に効果があるとされているタウリンが豊富に含まれていますし、低脂肪でヘルシーなんです。

受験勉強でお疲れのお子さんたちにもいかがでしょうか。まずは縁起担ぎに、めでたい赤い食材を召し上がって新しい年を迎えてみませんか。皆さんに、ご多幸(タコ)を・・・(ち)

 

早くもお正月の雰囲気です

月曜日, 12月 8th, 2014

12月8日月曜日、当市場の水産棟で、お正月の気配を感じるものをたくさん見つけましたので紹介いたします。

製品売場には、昆布巻、黒豆、きんとん、田作りなど、おせち調理の食材がずらりとディスプレイされていました。

おせち食材

そのほか、伊達巻、紅白の蒲鉾などが並んでいましたよ。

伊達巻、紅白蒲鉾

ところで、おせち料理の「お節(せち)」は、暦上の「節句」のことを指します。
現在では、節句の一番目にあたり、最も重要なのが正月であることから、正月料理のことを表す言葉が「おせち料理」となったそうです。

魚卵売場には、お正月には欠かせない、数の子がたくさんありました。
こちらは塩数の子。

塩数の子

すぐに食べられる味付け数の子もありましたよ。

味付け数の子

話は変わりますが、おせち料理のことを調べていくうちに、おせち料理を食べ始める日について、興味深いことがわかりましたので紹介いたします。

一般的に北海道や東北地方は大晦日におせち料理を食べ始める家庭が多く、これは、おせち料理が元々大晦日の夜から元旦にかけて食べる「年迎え料理」だったことに由来しているそうです。
一方、日本全国を見渡すと、元旦になってからおせち料理を食べる地域が多いのだそうです。
地域によって大きな違いがあることを、今までよく知りませんでしたので、大きな発見をした気持ちになりました。

まだ年末にはちょっと早いですが、市場では、お正月の準備が着々と進んでいましたよ。

「ソイ」いろいろ紹介します!

金曜日, 12月 5th, 2014

ここ数日は寒い日が続き、札幌でも雪がちらついております。
本日12月5日金曜日は、このところ当市場へ入荷している「ソイ」を紹介いたします。

クロソイ(石狩産)
その名のとおり、全身が黒いソイです。
卵巣内で孵化した仔魚を出産する卵胎生魚なのだそうですよ。

クロソイ

アオゾイ(えりも産)
正式名称は「クロメヌケ」ですが、体色は黄色がかっています。
淡泊で上品な味なのだそうです。

アオゾイ

シマゾイ(羅臼産)
11月末からかなりの数量が入荷しており、本日もずらりと並んでおりました。

シマゾイ入荷状況

シマゾイの地色は、薄い黄色ですが、緑色がかったものや赤色がかったものなど、多少変化があります。
トレードマークはその名のとおり、背中の縞模様です。
「キゾイ」、「ムラゾイ」とも呼ばれています。
こちらは八雲産の活〆シマゾイです。

活〆シマゾイ

卸売業者さんに、「ソイ」の調理方法について教えていただきました。

「ソイ」は鮮度の良いものは刺身で食べることが多く、身の締まった白身は歯ごたえが確かで、とてもおいしいそうです。
その他、和食であれば煮付け、塩焼き、洋食であればムニエルやブイヤベースなど、色々な調理方法を楽しむことができるとのこと。

また、先日、当市場で開催された「魚介類と野菜の「鍋料理」販売促進キャンペーン」では、アオゾイの鍋が試食として提供され、上品なだしが好評でした。
「ソイ」の頭や骨などのアラからは、だしがよく出るので、鍋料理、汁物にも向いているそうです。

これからの季節は脂が乗って身が締まり、おいしい時期を迎えるそうですよ。
ぜひ、ご賞味ください。

旬の北海道産カキ

金曜日, 11月 21st, 2014

今日ご紹介するのは、r のつく11月(November)を迎え、今が旬のカキです。

こちらは、北海道サロマ湖産です

よく、カキは、「r のつかない月には食べるな」と耳にしますが、これは、ヨーロッパで食用になるカキは、5月から8月までの間は産卵期で身が痩せていること、また、気温が高いために腐りやすいことが、その理由。

漢字では牡蠣と書き、牡という字が含まれます。その昔、カキには雄しかいないと考えられていたようですが、実際には、周囲の環境によって、雄・雌どちらか一方になります。栄養状態がよいと、雌として機能するんだとか。

当市場では、こんなカンカン(缶缶)に入った殻付きのカキも扱っています。「このまま直接火にかけて、蒸して食べると最高だよ。」とは、卸売業者さん。

缶のふたには、美味しく食べるための蒸し方が書いてありました。出来上がったものを想像しただけで、よだれが出てきそうになります。

また、当市場では、鮮度が売りの生食用カキも扱っています。

こちらは、北海道仙鳳趾(厚岸湾)産です

生で食べる時は、酢、酢醤油、ぽん酢などをかけて、また、加熱する場合は、寄せ鍋や炊き込みご飯、洋風では、フライ、グラタンなど、いろいろな食べ方ができるカキ。

今年の冬は、この中からいくつの食べ方ができるか、ぜひ試してみてください。

旬の北海道産カジカ

金曜日, 11月 14th, 2014

今日ご紹介するのは、この季節、毎日のように入荷しているカジカ(漢字で鰍と書きます)です。

いつもは、お腹を上にして箱詰めされて入荷してますが、卸売業者さんにお願いしてひっくり返してもらいました。こんな感じで泳いでるところを、皆さんの食卓にお邪魔したくて市場に参りました。全体的なフォルムはこんな感じです。

そして、いつもの定位置(お腹が上向き)。礼文産です。

こちらは、苫前産です。旬の時期なだけあって写真に収まりきれないくらい奥まで並んでいます。
こちらは、根室産です。
そして、こちらが稚内産です。
さてと、正面から見ると・・・とぼけた顔ですね。あれっ、こっち見てる?大きな口を見ても分かるとおり、食欲旺盛な魚です。なかなか、憎めない顔をしてます。
あまりにもカジカをじろじろ見ていたもので小売業者さんが、「カジカの雄、雌が分かるかい?」と質問されました。(無理・・・汗)お腹から卵がはみ出していれば、分かるのですが聞くところによると、顎の裏側が黄色っぽくなっているのが雄だそうです。さっそく復習です。たぶん、下の写真の手前2尾が雌で、奥の黄色っぽいのが雄と思われます。(自信50%)

ご覧のとおり、北海道全域で水揚げされます。沖合の海底付近に生息していますが、12月から2月にかけて産卵のため沿岸域(浅場)に移動して来るそうです。

カジカ汁なのに「鍋こわし」といわれるほど旨いだしが出て、これからの季節にピッタリな食材です。スーパーでは、ぶつ切りでパック売り出されていますが、タップリと旨いだしの出る頭部分と骨を何とか手に入れたいものです。また、価格も比較的安く手に入り、ぶつ切りにした身、アラ(皮・肝・胃袋)等、ほとんど捨てるところがないそうです。(エコだなぁ~)

大切なのは、湯通しして臭みを消すこと。忘れずにアクを取ること。このひと手間を怠って、臭みがトラウマになって食わず嫌いになってしまったらもったいないですよ。

また、味噌と一緒にオレンジ色の肝を潰して汁に溶かすと濃厚なコクが出て、旨さの極みです。(ひと手間かかりますが、たぶん、ここがポイント!)北海道産の野菜もふんだんに入れるとボリュームもあって、他のおかずがいらないくらいです。栄養が豊富で消化に良く、食べ過ぎてしまうところが玉にきずかなっ!他にもレシピがありますが、私・・・鍋派です。

体が温まり、暖房を2℃下げても大丈夫くらいですよ。(エコだなぁ~)もともとは漁師料理ですから調理は豪快に、皆さんもお試しあれ。くれぐれも、鍋を壊さないように・・・(ち)

青森県大間町より巨大クロマグロ入荷しました!

金曜日, 11月 14th, 2014

札幌では、昨日から降り出した雪が積もっており、本日11月14日金曜日の当市場水産棟せり場気温は午前6時30分で7.5℃と、一段と冷え込みました。
そんな寒い朝、マグロ売場に、一際大きなクロマグロの入荷がありました。

大間産クロマグロ

重さはなんと、344㎏!
青森県大間町から入荷した「クロマグロ」です。

ラベル

大間産のクロマグロは評価が高く、脂の乗りの良さと赤身の深い味わいが特徴で、築地市場の初せりで毎年のように高値を付けることでも有名です。
卸売業者さんにお話をうかがったところ、100㎏前後のものは入荷するが、300㎏以上のものは、なかなかお目にかかれないとのこと。

巨大な大間産マグロが入荷することを聞きつけた報道機関の方も、朝早くから熱の入った取材をされていました。

取材の様子

関係者の見守る中、注目のせりの結果は・・・。

せりの様子

なんと、1キロあたり1万円以上の高値がつきました。

せりの後には、早速、大きなマグロが手早く解体されました。

解体の様子

最も重要な脂の乗り、身の状態とも、とても良いとのこと。
寒い冬の訪れを感じる今日のせり場に、大間産のクロマグロが、熱い話題を提供してくれました。

 

寒い季節に「マダラ」

土曜日, 11月 8th, 2014

この頃は朝晩の気温が下がってきて、暖かい鍋料理が恋しくなる季節となりました。
本日11月8日土曜日は、鍋料理にぴったりの食材「マダラ」を紹介いたします。
マダラは、ほぼ年中入荷がありますが、産卵期前のこの時期が最もおいしい時期なのだそうです。

こちらは本日入荷していた松前産。
マダラを使った鍋料理と言えば、たらちり、みぞれ鍋、湯豆腐、アクアパッツァ、チゲ鍋等がありますね。
和食、洋食問わず多種多様です。
鍋料理だけではなく、ムニエルやホイル焼き等多彩な料理を楽しめます。

松前産マダラ

こちらは歯舞産の活〆マダラ。
活〆マダラは鮮度が良く、昆布〆にできるほど。

活〆マダラ

この時期、オスのおなかから取れる白子「タチ」も大きくなってきており、味噌汁、天ぷら、ソテーなど、こちらも様々な料理に活用でき、そのクリーミーで濃厚な味わいが人気です。
タチは当市場にもたくさん入荷しております。
「タチの鮮度は、色で見分けがつき、真っ白のタチは鮮度が良いんだよ。」と卸売業者さんが教えてくれました。

タチ

そしてメスのマダラから取れる卵「マダラコ」も当市場に入荷しています。
こちらは甘辛く煮て食べるととてもおいしいそうです。

マダラコ

マダラの入荷は、12月から年明け1月にかけてピークを迎えます。
記事を書いているうちに、マダラを使った料理の種類が多いことにあらためて気づかされました。
これからの季節におすすめの「マダラ」、ぜひ、ご賞味ください!

漬物用の野菜最盛期です!あの巨大キャベツも!!!

木曜日, 11月 6th, 2014

この写真は、青果部せり場を2階から写したものです。

大量に並んでいるものは主に漬物用に使用される、赤かぶ、キャベツ、大根です。さらに写真上部の通路を越えた奥のブロックには白菜も同じように置かれています。

当市場には、10月末から11月の初めまで、漬物用の野菜が大量に入荷されます!

写真上部の通路から写真一番下までは約20メートルあります。

もう一つの卸売業者さんのせり場も圧巻の風景です!

これだけ漬物を食べる人がいるんですね。。。

「この時期になると、昔はどの家庭も大根を窓から吊るして、干していたものだけどね」とは、この取材に答えてくれた皆さんが口にする言葉です。

卸売業者さんによると、昔はさらに大量の野菜を入荷していたため、せり場では置ききれなかったようです。したがって、外の駐車場まで大根を出してせりを行っていたのですが、当時は土付の大根もあったため、せりが終わってから土を片付けるのも一苦労だったとのこと。

さらに、現在であれば長くても15~30分ほどで大根のせりは終わりますが、その頃は1時間半もかかったことがあるらしいです。

今日も熱い熱いせりが繰り広げられています!

テレビ、新聞等でも報道されているため、ご存じの方も多いかと思いますが、この巨大キャベツは「札幌大球」(さっぽろたいきゅう)です。

札幌が発祥の地であり、それこそ昭和の初めには、札幌で売られているキャベツの半分が「札幌大球」だったとのこと。

決して、以前にご紹介しました巨大かぼちゃのように、観賞用や家畜の飼料用ではありません!

卸売業者さんに聞いたところ、スーパーでも売られているとのことでしたので、場外市場にある「さっぽろ青果館」に行ってみました!

お客さんもたくさん来ていますよ!

やはりありましたね、札幌大球はもちろん、干した大根も売っています。青果館の八百屋さんに話を聞いてみました。

札幌大球は、例年購入される方や珍しがった観光客の方も買って行きますとのこと。

ちなみにその歯ごたえとみずみずしさで、昔から「にしん漬け」に使われていますが、サラダにしてもとてもおいしくて、普通のキャベツの代わりにいろいろな料理に試してほしいとのことでした。

他の漬物用の野菜の売れ行きも聞いてみると、やはり年々少なくなってきているようです。今までよく購入してくれていた年配の方の中にも、年々亡くなられる方も増えてきて、寂しい限りとのこと。

こんな風景は初めて見ました!

青果館の駐車場の横には、青果館の八百屋さんが何店か小屋を連ねていまして、そこでは漬物用の野菜がたくさん売られています。

かぶを大量に買って行かれる方もいましたし、そちらの八百屋さんによると、札幌大球も結構売れてるよ!とのこと。

調味料などで作れる簡単な漬物もありますので、この季節ならではの漬物を堪能してみてはいかがでしょうか?

なお、札幌市内の八百屋さんをご紹介している、「やおやさんガイドMAP」もご参考までに。