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Archive for 12月, 2014

旬の北海道産タコ

火曜日, 12月 16th, 2014

今日ご紹介するのは、旬のタコ(漢字で蛸と書きます)達です!ミズダコは、日本海・オホーツク海を中心に生息しており体重20kgにもなる大型のタコです。

こちらは、根室産(真空パック)のミズダコで、たいへん発色が良く卸売業者さん一押しの品です。

そして、こちらオホーツク産のミズダコです。太さなら負けてませんね!

こちらは、寿都産のミズダコの足と頭です。茹でて縮んでも、この大きさなんてダイバーも海中で遭遇したら怖いですよね。

そして、やや小ぶりなヤナギダコ(噴火湾産)のお姿です。主に太平洋沿岸を中心に生息しています。

食感はプリプリで、お刺身、おでん、しゃぶしゃぶ、唐揚げ、酢の物等どんな料理にも合います。また、疲労回復に効果があるとされているタウリンが豊富に含まれていますし、低脂肪でヘルシーなんです。

受験勉強でお疲れのお子さんたちにもいかがでしょうか。まずは縁起担ぎに、めでたい赤い食材を召し上がって新しい年を迎えてみませんか。皆さんに、ご多幸(タコ)を・・・(ち)

 

報道機関の皆さまへ(山梨県「枯露(ころ)柿」のトップセールス開催予定日時のお知らせ)

金曜日, 12月 12th, 2014

甲州市長と「JAフルーツ山梨」の関係者が当市場に来場し、「枯露(ころ)柿」のトップセールスを行います。

枯露柿は干し柿の一種で、糖分が表面に浮き出して結晶化し、白い粉が吹いたようになるのが特徴で、太陽の光がまんべんなく当たるように、ころころと転がせたことが名前の由来といわれています。
その歴史は古く、武田信玄の奨励により生産が始まり、江戸時代には甲州(山梨県)産の産物の一つとして幕府に献上され、珍重されたといわれています。

取材を希望される場合は、当ホームページのトップページ「報道機関・メディア等のみなさまへ 取材等のご案内」を参照いただき、「取材・撮影等許可申請書」の用紙をダウンロードの上、ご記入いただき、管理センター守衛室へ提出されますようお願いいたします。

日時:平成26年12月17日水曜日
午前7時00分から試食開始
午前7時25分から挨拶

会場(所在地):中央区北12条西20丁目 札幌市中央卸売市場 青果棟1階
(札幌ホクレン青果㈱ 果実部卸売場 B-10付近)

その他:当日は管理センター1階守衛室にて「取材・撮影等許可申請書」の提出と合わせ、「取材の名札」を受取り入場されますようお願いいたします。
また、駐車場のスペースがありませんのでタクシー等での来場をお願いいたします。通行規制を行っている場所から入場できます。
なお、一般の方の競り場への入場はできませんのでご了承願います。
H25年の様子
H25年の様子
写真は昨年のものです。

早くもお正月の雰囲気です

月曜日, 12月 8th, 2014

12月8日月曜日、当市場の水産棟で、お正月の気配を感じるものをたくさん見つけましたので紹介いたします。

製品売場には、昆布巻、黒豆、きんとん、田作りなど、おせち調理の食材がずらりとディスプレイされていました。

おせち食材

そのほか、伊達巻、紅白の蒲鉾などが並んでいましたよ。

伊達巻、紅白蒲鉾

ところで、おせち料理の「お節(せち)」は、暦上の「節句」のことを指します。
現在では、節句の一番目にあたり、最も重要なのが正月であることから、正月料理のことを表す言葉が「おせち料理」となったそうです。

魚卵売場には、お正月には欠かせない、数の子がたくさんありました。
こちらは塩数の子。

塩数の子

すぐに食べられる味付け数の子もありましたよ。

味付け数の子

話は変わりますが、おせち料理のことを調べていくうちに、おせち料理を食べ始める日について、興味深いことがわかりましたので紹介いたします。

一般的に北海道や東北地方は大晦日におせち料理を食べ始める家庭が多く、これは、おせち料理が元々大晦日の夜から元旦にかけて食べる「年迎え料理」だったことに由来しているそうです。
一方、日本全国を見渡すと、元旦になってからおせち料理を食べる地域が多いのだそうです。
地域によって大きな違いがあることを、今までよく知りませんでしたので、大きな発見をした気持ちになりました。

まだ年末にはちょっと早いですが、市場では、お正月の準備が着々と進んでいましたよ。

「ソイ」いろいろ紹介します!

金曜日, 12月 5th, 2014

ここ数日は寒い日が続き、札幌でも雪がちらついております。
本日12月5日金曜日は、このところ当市場へ入荷している「ソイ」を紹介いたします。

クロソイ(石狩産)
その名のとおり、全身が黒いソイです。
卵巣内で孵化した仔魚を出産する卵胎生魚なのだそうですよ。

クロソイ

アオゾイ(えりも産)
正式名称は「クロメヌケ」ですが、体色は黄色がかっています。
淡泊で上品な味なのだそうです。

アオゾイ

シマゾイ(羅臼産)
11月末からかなりの数量が入荷しており、本日もずらりと並んでおりました。

シマゾイ入荷状況

シマゾイの地色は、薄い黄色ですが、緑色がかったものや赤色がかったものなど、多少変化があります。
トレードマークはその名のとおり、背中の縞模様です。
「キゾイ」、「ムラゾイ」とも呼ばれています。
こちらは八雲産の活〆シマゾイです。

活〆シマゾイ

卸売業者さんに、「ソイ」の調理方法について教えていただきました。

「ソイ」は鮮度の良いものは刺身で食べることが多く、身の締まった白身は歯ごたえが確かで、とてもおいしいそうです。
その他、和食であれば煮付け、塩焼き、洋食であればムニエルやブイヤベースなど、色々な調理方法を楽しむことができるとのこと。

また、先日、当市場で開催された「魚介類と野菜の「鍋料理」販売促進キャンペーン」では、アオゾイの鍋が試食として提供され、上品なだしが好評でした。
「ソイ」の頭や骨などのアラからは、だしがよく出るので、鍋料理、汁物にも向いているそうです。

これからの季節は脂が乗って身が締まり、おいしい時期を迎えるそうですよ。
ぜひ、ご賞味ください。

市場から発信!やさい・くだもの学べる小学校料理教室第2弾!(月寒小学校)

木曜日, 12月 4th, 2014

11月25日(火)、26日(水)に当市場の青果部運営協議会主催「市場から発信!やさい・くだもの学べる小学校料理教室」が、札幌市立月寒小学校で開催され、6年生の3クラス、計108名の生徒さんが参加しました。

この料理教室は、「食育」をテーマに野菜・果物を食事に取り入れることの重要性や、同級生と一緒に調理することで集団での社会性と自主性を育み、「食」への喜びや感謝の気持ちを持てるようにと開催されているものです。

さて、今日の料理教室の講師は、青果部運営協議会主催の料理教室などではすっかりおなじみの北海道食育コーディネーター山際睦子先生(写真左)と、その山際先生の教え子で、現在月寒小学校で栄養教諭をされている山本先生(写真右)にお願いしました。二人は月寒小学校で同僚だったこともあるそうです。

ちなみに、栄養教諭とは「食に関する指導」と「学校給食の管理」が主な職務だということです。

さて、それでは11月25日(火)に行われた料理教室の模様をご紹介します。


出前料理教室ではおなじみになりました、「市場クイズ」です! 当市場では1年間に約31万トンの青果を扱っていて、トラックで77,800台分。。。想像しにくいですね(笑)

他にも「当市場でもっとも取扱量の多い野菜は?」というクイズ! 答えは「たまねぎ」でした。皆さんの正答率もなかなかでした。

「野菜・果物食育ミニセミナー」は山本先生に講師をしていただきました。

先生のわかりやすい説明は写真からもわかりますね。緑黄色野菜にはビタミンAが、淡色野菜にはビタミンCと食物繊維が入っています。

生徒の皆さんも「ビタミンAは美肌効果!」など、とっても詳しくてビックリ!

ということで、生徒の皆さんが休日の時にどれくらいの野菜をとっているのか実際に計ってもらいました。

計ってみた結果100gでした。では、1日に必要な野菜の量はというと。。。

1日に必要な野菜の量がこれです!思わず生徒さん「もやし、多っ!」(笑)

緑黄色野菜120gと淡色野菜230gを併せて350g! 給食では100g以上の野菜をとれるよう献立を作っているので、残りの250gは家でとらないといけません!

じゃあ、それだけの野菜をどうやってとるかというと、ゆでたり、加熱すると大体半分の量になるのでおススメです。

ちなみに、果物は1日に200g必要です。りんごだと1個分、みかんだと2個分、バナナだと2本分だそうです。当市場から持ってきた果物だと、どれも大きくて半分で足りるものも。。。

それでは、ゆでた野菜を使った料理「ウィンナーしゃぶサラダ」と、果物をおいしくとれる料理「フルーツカクテル」を山際先生と山本先生に教えてもらいましょう!

ちなみに山本先生に山際先生の講師時代の話を聞いてみると、とても熱心に教えてくれて、感謝していますとのこと。

そういうことで息もピッタリと、山際先生が説明をしながら、実演は山本先生が行います。

山本先生が野菜を切っている映像がテレビに映し出されると、山際先生が「皆さん、山本先生の手さばきはどうですか?」と聞きます。すると、生徒さんの皆さんは「ワーッ」と拍手!

左から「ウィンナーしゃぶサラダ」、「フルーツカクテル」です。

次はいよいよ生徒さんの調理です!がんばってね!

うまくできましたね! 盛り付けもバッチリ! そして、後片付けもバッチリ!

ということで、みんなで「いただきます!」 ステキな写真を撮らせてくれてありがとう!

また、クイズ? いえいえ、立派な復習ですよ!

最後は今日の復習をクイズ形式で! 皆さん優秀だったので、青果部運営協議会販売促進委員長の堀崎さんから賞状が授与されました。

 

結局のところ、私は3回ある小学校料理教室のうち1回目しか参加できませんでしたが、他の関係者の皆さんはたいへんお疲れ様でした。

その元気さをおじさんにも分けてください!

また、生徒の皆さんが栄養素などをきちんと学習していたのは本当にビックリ! 料理も皆さんの真剣さが伝わってきました。

普段の家庭科の授業とは一味違うものを感じて、もっともっと青果に興味を持ってもらえたら幸いです!

「JA和歌山県農」の皆さんが「みかんの出前授業」を行いました!

水曜日, 12月 3rd, 2014

11月20日、JA和歌山県農(和歌山県農業協同組合連合会の略称です) 北海道事務所の樫山さんと樫尾さん、また、当市場仲卸業者の株式会社 北一藏重商店さんが、札幌市立藤野小学校の3,4年生を対象に和歌山県産「みかん」の出前授業を行いました。(前回の出前授業はこちらです

左が樫山さん、右が樫尾さんです。 

(写真左) 左から藏重商店の渡会さん、藏重さんです。

今回は前回に引き続いて樫山さんと、さらに樫尾さんのお二人で講師をされました。JA和歌山県農さんは当市場のすぐ近くに事務所を開いていまして、お二人は和歌山県からこちらに勤務されているとのこと。関西方面の訛りも多少あるのか、思わず聞き入ってしまう語り口調でしたよ。

また、当市場仲卸業者、藏重商店の渡会さんと藏重さんもご一緒です。

出前教室を行った藤野小学校は庭にさくらんぼの木、隣にはりんごの農園があるという、札幌にいることを忘れさせてくれるようなステキな立地条件でした。

生徒の皆さん、元気あり過ぎです(笑)

最初はスライドを使って、樫山さんがみかん(有田みかん)のお話をしてくれました。

みかんには、ビタミンC、ミネラル、食物繊維、クエン酸や今、抗酸化物質として注目されているβ_クリプトキサンチンなどが含まれています。なお、みかん2個分で1日に必要なビタミンCが取れてしまうようです。

ちなみに、和歌山県の有田(「ありだ」と読みます)では山が多いため、斜面に石垣を積んだ段々畑でみかんが作られています。そのため、太陽の光を浴びやすく、また、石垣の中に暖かい空気が溜まることで、夜でも暖かいということ。

採れたみかんは滑車で運ぶようで、この写真は結構な衝撃映像ですよね。

また、「おいしいみかんの見分け方」も教えていただきました!

①果実の紅色がしっかりと濃い

②へたの切り口(直径)が小さい

③果皮のブツブツが細かくて密集している

④果皮が薄く、よく見るとデコボコしている ⇒ 「キクみかん」と言われるようです

⑤果実の形が均整のとれた円形で、実がよくしまっている

⑥大きいみかんより小さなみかん(中玉がおすすめ!) ⇒ 小さいと甘みも強いのですが、酸味も強くなるから中玉!

そして、一番肝心なのが。。。

⑦有田みかん(笑)

次に「有田のみかんのおっちゃん」こと、樫尾さんからみかんのむき方を教えていただきました。

有田のみかん農家の方々のむき方だそうです。へたとは反対の部分のお腹を両手でひょいと割るとキレイに半分に!さらにもう一回!

子どもたちからも「え~~~~~」という感嘆の声が。こうすると手を汚さずに簡単に食べられるのだとか。

私もチャレンジしましたが、みかんを潰してしまいそうな恐怖感に打ち勝てば、ちょっと汚いですが割ることができました!

他にもみかんの果実についている白い部分を取り除く方が多いですが、実は食物繊維などの栄養素が多いところなので、健康を考えたらもったいないとのこと。

また、すれ傷があるみかんは、みかんの木の外側で生っていることが多いので、陽をよく浴びて成長しているためおいしいとのこと。

さあ、ここで秘密兵器の登場です!

これは糖度計といって、果物などの汁を先端につけると、その果物の糖度が計れるというスグレモノ!

のぞいたらどうなるのか、無理やりカメラで撮ってみました。

ほら、9のところに青い線が!ほら!。。。ちょっと無理ですかね(汗)

甘さを数値化するというのはとても興味深いと感じたのは私だけではなく、好奇心旺盛な子どもたちも糖度計をのぞくために挙手の嵐!

はずれた生徒さんはとても悔しそうです。。。

結局みんなで見ることに。良かったね!

 

樫山先生への質問コーナーでは、「みかんって何でみかんって言うんですか?」という哲学的?な質問も出て、先生もビックリな場面もありましたが、皆さんの熱心に質問する姿はステキでしたよ!

最後は、みかんと「和歌山のゆるキャラシール」をもらい、皆さん笑顔で授業を終えました。

この季節といえば、こたつでみかん! みかんをいっぱい食べながら、今日のことを家族の方にいっぱいお話をしましょう!

JA和歌山県農の樫山さんと樫尾さん、藏重商店の渡会さんと藏重さん、本当にお疲れ様でした。